院長より

 日増しに暖かさを増し、春の訪れを感じますが、この時期の寒暖の差は自律神経のバランスを見出し、様々な症状の悪化しやすい時期でもあります。皆様もご自愛の上、気になる症状がありましたら、ご相談下さい。

 スポーツにはほとんど興味がないため、知らない間に始まっていた冬季オリンピックですが、今回も様々なドラマが生まれたようですね。夜中に起きてリアルタイムで応援していて寝不足だという話を聞くと驚きますが、今回もそのような方が結構身近にいて、いっそう驚きました。多くの観衆を感動させるのが、スポーツの魅力の一つですものね。東京オリンピックではどのようなドラマが生まれるのか、東京が、日本がそれらによってどう変わっていくのか、楽しみです。

 さてまたこの4月には診療報酬の改定が行われます。診療報酬は消費税非課税ですが、薬剤や検査機器などの購入には消費税がかかっていますので、その補填分が診療報酬に上乗せされます。全体では若干の増加ですが、3%の増税分を考えると実際はマイナスの改定になるようで、ますます弱小医療機関の経営は困難になりそうです。また今回の改定の目玉の一つに安定剤多剤投与抑制があげられます。日本での多剤投与に関しては、以前から相互作用、副作用の見地から問題視されてはいましたが、十分な効果が得られず、その結果、多剤投与になってしまった現実を考えると、多剤投与イコール悪という考えには納得できないできない面もあります。ただ国がそのように考えるようになったのなら従わないといけませんから、今後は今まで以上に薬の量を減らしていくよう考えますので、ご協力をお願いいたします。

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なぐり描き法

非言語的な表現方法を用いる芸術療法の1つに、ドナルド・ウィニコットが提唱したスクイグル法 (squiggle) があります。これは、画用紙にサインペン等でなぐり描きをすることを指示し、2人が相互になぐり描きをして見えたものを絵にする方法です。
また、なぐり描きと描画をひとりで行うスクリブル法 (scribble) もあり、他者がなぐり描きした後、描かれたものが何に見えるかを問い、見つけ出したものに彩色する方法のことをいいます。

<やり方>
初めにどちらか一方の人が自由になぐり描くことが促され、行われます。自由になぐり描くこの段階は、描線段階と呼ばれることがあり、特に制限等はなく、どんな形でもかまいません。鉛筆・パステル・サインペンなどの画材を自由に紙にこすらせます。波線でもいいですし、直線や丸、四角でもかまいません。その際、テーマなどは特に決めずに、一方が描いたものを相手が受け取り、何に見えるかを想像し、それに線などを描き加えて絵を完成させることを繰り返すというものです。終わったら、今度は役割を交代して(絵を描いた人が線を描き、線を描いた人がそれを使って絵を描く)、同じことを繰り返す、という方法です。

芸術療法の一つとされていますが、コミュニケーションのツールとして用いることも可能です。比較的小さなお子さんでも、施行可能であり、用いる道具も少ない事から、気軽に体験する事が出来ます。また、その日の気分や状況、心の状態によっても見えるものは大きく異なるので、とても興味深いものです。ご家庭、友人との団らんや語らいのひとときに、試してみてはどうでしょうか?

例)なぐり描き

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花粉症

まだまだ寒さの厳しい日が続いていますが、そろそろ外出するとなんとなく目が痒い、くしゃみが出るといった症状が出ている方も増えてきたのではないでしょうか。
そんな折、環境省から2月3日より北海道を除く地域の今シーズンの花粉飛散状況の提供が始まりました。環境省には花粉症状の軽減など国民の健康維持に資するため、花粉観測システム(愛称:はなこさん)というシステムも導入されています。このシステムにより、スギ花粉の少ない沖縄県を除く全国において花粉飛散状況が把握できる体制となりました。花粉飛散状況を地図と表、グラフで見ることができ、そのデータは観測地点から自動送信にて毎時35分頃に更新されています。
こういった花粉飛散状況の情報提供は、他にも様々な場所でされています。身近なところでいえば、朝のニュース等、その日の花粉情報を取り上げているのを見てから通勤や通学される方は多いのではないでしょうか。
また、インターネットが広く普及している現在では、花粉症ナビといった花粉症の症状に悩む人達の情報サイトも立ち上げられています。ここでは、花粉症の基礎知識や目と鼻の症状と治療について、また近くの病院を探すツールだったり、自分でできる花粉症対策や薬の知識についても紹介されています。大人だけでなく、花粉症はこどもにもありえる疾患です。そういったこどもの花粉症についても大人との症状の違いやお母さんへのアドバイス等も紹介されています。他にも花粉予報だったり、様々な情報が提供されていますが、その中でも今回は症状のセルフチェックの紹介をしたいと思います。初めて花粉症になった方にとって、その症状は風邪と見分けがつきにくい箇所もあるかと思います。もしかして自分は花粉症かもと思う方はぜひ一度チェックをしてみてください。

◆症状セルフチェック/監修:日本医科大学大学院医学研究科 頭頸部感覚器科学分野 教授 大久保公裕先生

Q1鼻水やくしゃみが続けて出る。 □はい   □いいえ

Q2鼻水が透明でサラサラしている。 □はい   □いいえ(鼻水は出ていない)

Q3発熱している。        □はい   □いいえ

Q4目がかゆくなる。       □はい   □いいえ

Q5毎年、同じ時期に症状が出る。 □はい   □いいえ

A
全て【いいえ】だった方……花粉症や風邪の可能性は低いと思われます。
全てが【はい】だった方、もしくはQ3以外が一つでも【はい】だった方……花粉症だと思われます。
Q3のみ【はい】だった方……風邪の可能性があります。

また、このチェックで花粉症に該当した方は重症度やタイプもチェックできます。
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図のように、鼻づまりの程度や一日のくしゃみや鼻かみの回数から、鼻づまり(鼻閉)型・くしゃみ鼻水型・どちらも該当する完全型と分類が一目でわかるようになっています。

花粉症は早めに適切な治療を行い、対策を怠らないことで症状をやわらげることができます。病気をよく理解し、積極的に対処することが大切です。

【環境省花粉情報サイト】http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/
【花粉症ナビ】http://www.kyowa-kirin.co.jp/kahun/

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院長より

 あけましておめでとうございます。
 今年はどんな年になるでしょうか。さて、寒い日が続いておりますが、暖房等で室温をあげすぎると外気温との差が大きくなり、自律神経のバランスを乱す原因となりますのでご注意下さい。また、インフルエンザや肺炎球菌ワクチンなどの接種はお済みでしょうか。予防接種は接種後、効果を出すまでにある程度の期間が必要で、すぐ効果が出るわけではありません。早めの接種をお勧めいたします。

 今年4月には2年に一度の診療報酬改定が行われる予定です。診療報酬全体としてはわずかに上がるようですが、同時に消費税増税があり、その影響を換算すると実質マイナス改定になるようです。現在多くの医療機関で利益率が数パーセントしかない状況であり、マイナス改定では、多くの医療機関の経営状態がより悪化すると予想され、地域医療の崩壊が懸念されます。さらに皆様に影響が及びそうな情報として、うがい薬の単独処方が保険適応外となることが閣議決定されたとの報道もありました。以前より時々うがい薬や湿布が保険適応外となる噂は出ていましたが、とうとう現実のものとなりそうです。今回はうがい薬を単独で処方しようとした場合だけが検討されていますが、今まで噂になったような湿布、漢方薬や風邪薬と、今後どんどん保険診療が縮小していくことが心配です。これが国民皆保険制度崩壊のアリの一穴とならないよう注目し、大きな反対の声を出していきたいと思います。今後、書名等をお願いすることがありましたら、よろしくお願いします。

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