院長より

今年もまもなく年末を迎えようとしております。10月中旬ごろまで暑い日が続いていましたが、あっという間に寒くなり、過ごしやすい季節はすぐにも終わってしまいそうです。寒暖の差が激しくなるこの時期は自律神経に過剰な負荷をかけますので、動悸やめまい、立ちくらみなど自律神経失調症状が悪化しやすい時期でもあります。症状でお困りの際はご相談ください。

コロナワクチン接種はもうお済みでしょうか。接種したいけどまだできていない方、名古屋市であれば中区で11月までは摂取できると聞いています。名古屋市のホームページ等でご確認ください。また、今年のインフルエンザワクチンは供給不足となりそうで、当院でも正確な事実の入手を心がけ、混乱を防ぐようにしておりますが、どれくらい入荷するかはまだ不明です。当院でもなるべく多くの人に接種できるよう努力してまいりますが、皆様はもう接種あるいは予約をされましたでしょうか。接種後に免疫が作られるのには一ヶ月ほどかかりますし、繰り返しになりますが、今年はワクチン不足が懸念されますから、なるべく早く接種しておいたほうがいいと思います。まだの方は早急にご検討ください。

皆様、先日の衆議院議員選挙では投票にいかれましたでしょうか。今回は若い人たちの間でも選挙に行こうと呼びかける運動が盛んに行われていたと聞いています。その運動の成果がどう出たのか、気になります。そして、先回の衆議院選挙の反省から、今回は全国各地で野党統一候補をたてることができました。この原稿を執筆しているのは選挙前ですので結果をまだ知りません。政権交代とまではなっていないと思いますが、自民党の議席数がかなり減り、数の原理にあぐらをかいていた現政権はその足下をすくわれた形になったでしょうか。投票をすることで、当選させること、あるいは落選させることができ、その1票の積み重ねで地方や国が変わるのです。必ず選挙には参加しましょう。

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QOL(生活の質)と食事

 秋を感じる季節となりましたね。「読書の秋」「スポーツの秋」さまざまありますが皆さんは何が思いつくでしょうか?今回は「食欲の秋」ということで、食事に関するお話です。

 そもそも「食べる」という行為そのものは、「食べ物を認知する」→「食べたいと思う」→「食べ物を口に運ぶ」→「咀嚼する」→「飲み込む」といった連続の動作から成り立っています。しかしながら「食べる」ことは、単に「食物を摂取する」あるいは「栄養を摂る」という意味だけではありません。

 食生活はQOL(生活の質)にも関係があると言われています。本来人が健康的な日常生活を維持するためには、7つの健康習慣「朝食」・「睡眠」・「喫煙」・「間食」・「飲酒」・「運動」・「体重」のコントロールが必要だとされています。この7つの健康習慣を元に現在では、健康習慣の指標として、個人のライフスタイルにおける食習慣・環境・体質面等の改善を行い、QOL(生活の質)の向上を目指す取り組みがなされています。

「食べる」ことは精神的健康感にも大きく影響し、「美味しい」・「楽しい」といった充足感を得られます。また、食事を介しての家族や社会とのつながり等により、「自分自身を大切にしたい」、「自分自身が大切にされている」、という自尊感情を得ることもできます。このことは幼児期・学童期等では健全な発育の基本となり、高齢期では活動的な日常生活を支える生きがい感ともなり、活動的な高齢期(アクティブエイジング)を過ごすことが可能となります。

 「QOLを高める食事」としては、「五感を刺激する食事」として、盛り付けの美しさや香り、調和の取れた味や食材料、ならびに季節を楽しむといった文化的な要素も必要となってきます。例えば、コーヒーをドリップしてみて香りを楽しんんだり、いつもより味付けを薄くして食材の味を楽しんだり、11月は旬のマグロやサクラエビを食べたりといったことが考えられます。一方で偏った食事やインスタント食品ばかりでは「QOLを高める食事」には遠くなってしまいますので気を付けてください。

 また、食事を楽しむ中にも注意することもあります。食べすぎてしまったり、食べたいわけではないけど口に何か入れてしまったりと、食事だけに心の安定が偏り依存することで、生活習慣病や摂食障害などに繋がる可能性があるということです。食事も大切にしつつ「読書」や「運動」など心を満たす方法をいくつか持っておくことも意識して頂き「健康で楽しい秋」を過ごしてみてはいかがでしょうか?

参考:eヘルスネット「QOLと食事」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-019.html

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院長より

今年も例年同様に不安定な天気が続いています。全国各地で台風やゲリラ豪雨、竜巻など様々な天災が発生していますが、被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興をお祈りいたします。また、不安定な気候の影響を受け、自律神経も乱れやすい時期です。不調を感じたら早めの受診をお勧めいたします。
 多数の議席数と支持率の高さを誇った安倍政権の後に続いた菅政権ですが、官房長官時代に有能だとか言われていた化けの皮がどんどん剥がれ、コロナ禍での対応も含め、何もきちんと対応できていないのではと言われ、危機意識も欠落し、先手を打つこともできないことがわかってしまいました。そのため、全面的に応援した地方首長の選曲でも勝てず、今度の国政選挙では菅首相では勝てないと、菅おろしが始まっているようです。この9月には衆議院選挙と自民党総裁選挙もあるようです。オリンピックを無理やり開催することで自身の不手際を有耶無耶にして選挙に勝とうとしたようですが、失敗したのではと感じます。直接的にオリンピック開催によってコロナ感染者が増えたわけではないにしろ、国民に自粛を要求し、その一方で国の行事だけ、それもお祭りだけやっていれば、気も緩むし、国の要求に答えるのが無駄に思えてきてもやむを得ないですね。とはいえ、自身の健康、家族の健康を守るのは最終的には自分自身ですので、慎重に考え、行動していただきたいです。そして毎回書いていますが、私達の考えを政治に反映させる最も効果的な方法が選挙です。小さな小さな一票ですが、その一票が国を変える、政治を変える力になります。ですから必ず選挙には参加し、大事な一票を投じてください。
 またインフルエンザワクチン接種の時期が近づいてきましたが、まだ詳細は未定です。おそらく例年同様の時期になりますが、確定した情報は随時お知らせしますので、お気軽に職員までお問い合わせください。コロナワクチン接種も引続き行っていきますので、まだ未接種の方は副反応の怖さより、感染したときの怖さを考え、デマに惑わされることなく接種していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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情報収集において大切なこと

 新型コロナウィルスの感染拡大は留まるところを知らず、現在多くの都道府県に対して緊急事態宣言が発令されています。コロナ禍における生活が1年半近くも続くと、テレビやインターネットにはコロナウィルスに関する数限りない情報が溢れかえっています。科学的根拠に基づいた信憑性のある情報も多く存在する一方で、信憑性に欠ける情報や、人々の不安や恐怖心を必要以上に誘発するような悪質なデマも数多く出回っています。特に最近では、根拠もなくワクチン接種に反対するようなインターネット上の記事や動画も少なくなく、それらの情報に惑わされてワクチンを接種することに否定的になる人もいるようです。たとえ頭の中ではデタラメだと分かっていたとしても、一度そのような情報を目にすると、「もしかしたら正しいのかもしれない」という考えが生じてくるとも考えられます。時にはたった1つの情報が、私たちの考え方や判断に影響を及ぼすことがあります。

 コロナ関連の情報に限らず、私たちは日頃からありとあらゆる情報を収集し、得られた複数の情報を整理した上で物事を判断することが多くあります。しかし、収集した情報が誤っていたり、集まった複数の情報に偏りが生じていることにより、特定の物事に対して歪んだ考え方を持つようになる、という可能性が出てきます。情報を収集したり、整理したりする際に生じやすいエラー(誤り)として、主なものを以下に挙げます。

・固定観念:先ず、情報収集の段階における誤りとして、あらかじめ持っている固定観念に合わせた情報収集をする、ということが挙げられます。自分の考え方に類似した情報にばかりに注意がいくことにより、異なる情報が取りこぼされ、結果として自分の考えに近い情報ばかりが収集される、ということです。ワクチンは危険だ、という考えをもともと持っている人は、そうでない人よりも、ワクチンの危険性を謳った記事により多く目を通しやすくなります。

・動機付け:動機付けとは、人が一定の目標に向かって行動を開始し、それを維持する心の動きのことです。動機付けの度合いが情報の判断に影響を及ぼすことがあります。例えば、「自分はダイエットに関する知識がある」と思っている人は、ダイエットに関する情報を多方面から収集しよう、という動機付けが低くなることによって、必要な情報を十分に検討することなく物事を判断する、ということが考えられます。

・貧弱な情報:たった少数の事例に出くわしただけであるにも関わらず、その事例を一般化してしまうことです。例えば、「自分の周囲にはA社に入社した人が1人いるけど、うまくいっていないようだ。だからA社に入社するのは誰に対してもおすすめしない」といったことが具体例に当たります。

・誤情報:そもそもの収集した情報が偏ったものである場合は、それに基づいてなされる判断や推論が質の低いものとなってしまいます。情報を収集している段階ではそれが偏ったものだと気づかないため、偏った情報を複数得てそれを整理することにより、結果としてその後の物事の判断も偏ったものになります。

 日常生活において情報を取捨選択し、行動しなければならない機会は数多くあります。大量の情報を目にすることで、何を信じたら良いか分からない、といったことも生じてくることも想定され、それが精神的なストレスに繋がりかねないこともあるでしょう。1つの情報に過度に囚われることなく、常に多方面の情報にアンテナを張り巡らし、客観的な視点を持つことによって、より正確で慎重な判断ができるようになると思われます。特に長きにわたるコロナ禍での生活は、より一層不安やストレスを感じやすくなることが考えられるため、是非意識してみて下さい。

参考文献:「心理学(有斐閣出版)」

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