院長より

 今週から急に寒さが和らぎ、日増しに暖かさを増し、春の訪れを感じるようになってきましたが、この時期の寒暖の差は自律神経のバランスを乱し、様々な症状の悪化しやすい時期でもあります。皆様もご自愛の上、気になる症状がありましたら、ご相談下さい。
 スポーツにはほとんど興味がないため、知らない間に始まっていた冬季オリンピックですが、たくさんのメダルが取れたようですし、今回も様々なドラマが生まれたんでしょうね。前回のオリンピックの時には夜中に起きてリアルタイムで応援していて寝不足だという話を聞きましたが、今回はお隣の国での開催だったのでそのようなことはなかったようです。多くの観衆を感動させるのが、スポーツの魅力の一つですが、東京オリンピックではどのようなドラマが生まれるのか、東京が、日本がそれらによってどう変わっていくのか、楽しみです。
 さてまたこの4月には診療報酬の改定が行われます。前回改定の目玉の一つであった安定剤多剤投与抑制が、さらに厳しい規制に変わるようです。多剤投与イコール悪とは思いませんが、国がそのように考えるようになったのなら従わないといけませんし、その根拠を聞くと一理あり、実際に減らすことができている例が多数あります。したがって今まで以上に薬の量を減らさないといけない方がいらっしゃいますが、ご協力をお願いいたします。

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質の良い睡眠をとるための方法

みなさん、普段睡眠はしっかり取れていますか?
あまり眠れないという人もいれば、よく寝ているつもりでも昼間眠気を感じる人もいるかもしれません。今回は、質の良い睡眠に役立つ情報をお伝えします。

1.4-6-11睡眠の法則
 ①メラトニンリズム
  メラトニンとは、脳を眠らせるホルモンで、日が当たると減って目が覚め、暗くなると増えて眠く
 なります。脳に光が届くとメラトニンの分泌がとまり、その約16時間後に眠くなるという仕組み
 だそうです。良い睡眠のためにも、朝起きたら陽の光を浴び、脳に光を届けてリズムを整える
 ことが大切です。
 ②睡眠-覚醒リズム
  睡眠と覚醒のリズムは、起床後8時間後と22時間後に脳を眠らせるそうです。14時ころに
 眠気が来るのは、このリズムが関係しているそうです。ですので、午後もすっきりと生活したい
 場合には、眠くなる前の起床後6時間前に10分程度の過眠を取ることがおすすめです。
 ③深部体温リズム
  深部体温とは、内蔵の温度のことです。高くなると活発になり、低くなると眠くなります。
 深部体温は起床11時間後に最高になり、22時間後に最低になるそうです。ですので、
 夕方頃に居眠りなどをして睡眠を取ってしまうと、体温のリズムのメリハリがなくなり、夜に
 なっても体温が下がらず、寝つきが悪くなってしまいます。夕方は身体を動かすなどして、
 体温を上げる工夫をしましょう。

2.寝付きを良くする3つの方法
 ①ベット(布団)を眠る場所だと脳に記憶させる。
  私達の方は場所と行動をセットで記憶する仕組みになっています。ですので、ベットで
 考え事をすることが多い人は、脳が「ベット=考え事をする」ということを記憶してしまい、
 眠りにくくなります。そこで、眠らない時は極力ベットに入るのは避け、「ベット=眠る」という
 記憶を作るように心がけましょう
 ②足首を温める
  眠る前に足のくるぶしの辺りを触ってみて、冷えているようなら深く眠れないサインだそうです。
 ですので、眠る前にレッグウォーマーなどをはいて、足首を暖めると良い睡眠が取りやすく
 なります。
 ③耳から上の頭を冷やす
  気分が高揚している時は、脳の温度が上がります。みなさんも旅行の前など興奮して
 眠れないという経験をしたことがあるのではないでしょうか?
  そういう時は、耳から上の頭を冷やす事がおすすめです。枕の上半分に乾いたタオルを
 冷凍して敷いて寝ると、眠り始めの脳の温度が下がり睡眠が取りやすくなります。

質の良い睡眠は、こころの健康を保つ上でも大切なことです。
上記のことを参考に、質の良い睡眠を取り、充実した生活を送ってください。
(参考文献 こころの科学 「くすりにたよらない精神医学」)

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院長より

あけましておめでとうございます。
 今年も年末から年始にかけては寒い日が続いています。低気圧や屋内外の寒暖の差が自律神経のバランスを乱し、さまざまな自律神経失調症状を起こしますのでご注意下さい。

 今回はインフルエンザワクチン不足のため入荷が不定期となり、ご迷惑をおかけしておりますが、インフルエンザや肺炎球菌ワクチンなどの接種はお済みでしょうか。予防接種は接種後、効果を出すまでにある程度の期間が必要で、すぐ効果が出るわけではありません。なるべく早めに接種するようにしましょう。

 今年4月には2年に一度の診療報酬改定が行われる予定ですが、介護報酬の改定も同時に行われる6年に一度のいわゆる同時改定となります。残念ながら診療報酬全体としては前回と同様にマイナス改定になるようですが、技術料に当たる本体はプラス改定、介護報酬もプラス改定になる予定です。しかしながら医療改善にはほど遠い改定だという評判です。残念なのはこのわずかなプラス改定を医師の給料が上がったという悪意に満ちた報道が行われたことです。もちろん医師やその他従業員の給料もそこから支払われますが、医療機関を維持する様々な経費もすべてが含まれますので、給料アップより経営改善の方にまわりますし、その経営改善にも不十分と考えます。地域医療を崩壊させないよう今後も更なるプラス改定を求めていきますので、応援をよろしくお願いいたします。

 ストレスチェック制度が始まっていますが、多くの方が受けたのではと思います。労働者の仕事によるストレスの程度を把握し、労働者自身にストレスへの気付きを促し、職場改善に努めることで労働者がメンタルヘルス不調になることを未然に防止することを目的に創設された制度で、事業場に実施する義務があります。相談したりする同僚や上司がいないと感じたり、仕事に自分の裁量がないと感じたりすることが強いストレスにつながっていくようです。当院も産業医として、また精神科医としてこの制度と関わっておりますので、何かありましたら相談してください。

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やる気の出し方

新年になり「新しく何かを始めたい!」「チャレンジしてみたい!」という人も多いと思います。一方で「どうにもやる気が出ない。もっと頑張らなくては…」と感じる人もいるのではないでしょうか。しかし、元々やる気がない人などおらず、本当は十分にやる気があったのにもかかわらず、何らかの阻害要因が働いて一時的にやる気のもとが枯れてしまっているだけなのです。いわば「心のガソリン」が切れてしまっている状態だと言えます。ガス欠を起こしている時にいくら頑張っても、やる気が生まれることはなく、むしろ逆効果です。やる気をなくして困っている人が無理に頑張らずに、やる気を出すためにはどうしたらよいのか、まずはやる気を損なう要因について紹介したいと思います。

やる気を損なう要因は大きく3つあると言われています。
①目標が見えていない
やる気を出したくてもどこに向かっているのか分からなければ、やる気は出せないですね。
②目標が高すぎる
高い目標に向かって突き進むのは、一見すると正しい姿勢に思えるかもしれません。しかし、高過ぎる目標は挑戦する前から「こんなの無理だ…」「絶対に達成できない」と諦めてしまう可能性があります。
③自己イメージが極端に低い
目標と現実にギャップがあることは当然で、そのギャップから生まれる劣等感も正しく扱えば問題なく、有効な動機づけになります。ただし、あまりにも劣等感が大きくコンプレックスになっている場合、「どうせ自分なんて…」とやる気が損なわれてしまいます。

では、どうしたらやる気が出るのか。
やる気を生み出す要因には「外的動機づけ」と「内的動機づけ」の2つの動機づけがあります。
「外的動機づけ」とは、人の外部からの誘因で動機づけをすることです。例えばビジネスの現場で言うと、給与アップやボーナス、昇進や花型部署への配置転換等のご褒美によって、やる気を出そうとするのが外的動機づけです。外的動機づけは短期的には効果があり、決して悪いことではありません。しかし、物理的な限界があるという欠点があり、長続きはしません。
一方で「内的動機づけは」とは、自分の内側から湧いて出てくるものです。自分で目標を定めるため、達成感や成長の実感を得やすくなります。物理的な限界はなく、自分の考え方次第で無制限に動機づけができます。
よって、やる気を持続させるためには、内的動機づけが重要だとされています。

また、「心のガソリン」を増やすためには小さな達成感や成功体験を積むことが効果的だとされています。小さな目標を掲げてコツコツと達成していく方法です。たとえば、会社員を辞めて独立をしたいと思う人がいたとします。そのような時は、いきなり会社を辞めるのではなく、独立に向けて資格にチャレンジするとか、英語の本を読むとか、あるいは、毎朝30分早く起きるだけでもいいと思います。どんどんハードルを下げて小さな成功体験を重ねましょう。大切なことは、成功体験の大きさではなく、回数です。小さな成功体験の数を積み重ね、心のガソリンを補充していきましょう。

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