院長より

 まだまだ名古屋は梅雨の真っ最中ですが、今年は今のところ雨が少なく、夏の渇水が心配です。また急に発達した積乱雲によって、局所的に大雨をもたらしたりして、大きな被害をもたらす場合もあり、注意が必要です。そしてこの時期は寒暖の差が大きいので、自律神経のバランスが乱れやすく、精神的にも不安定になりやすいので、身体や心の不調をお感じになった際にはご相談ください。
 今回の国会では「共謀罪」の意味合いを持つ改正組織犯罪処罰法が成立してしまいました。テロを予防するという目的と言われていますが、政府に反する取り組みの話し合いや会合でさえ、監視される可能性が指摘されています。例えば患者負担増の中止を求めるための署名を集める計画をし、その具体策を検討する集まりでさえ、取り締まることは不可能ではないと言われています。このように拡大解釈すればどのようにでもできてしまう法案が強行採決さてしまうことが残念でなりません。日本の将来のために必要なことなら、議論を重ね、法曹関連の専門家集団の納得が得られる法案になぜできなかったのか不思議です。真の目的を隠しているのはと疑われてしょうがないですね。
 最近の話題は首相のお友達を優遇するために、国の制度を悪用しているのではないかと疑われるような行動が目立っていることです。色々と弁解しているようですが、きちんと説明するとしながら、国会を閉会してしまったり、いつどこで説明してくれるのでしょうか。隠蔽体質を国民に見抜かれ、支持率も低下し、信頼も失墜してしまっているようです。信頼される国にしてくれることを強く望みます。ただそれを政治家に理解してもらうためには選挙における我々の行動が必要なんだということを皆が理解し、投票率を上げることが重要になってきます。選挙にはぜひ行きましょう。

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ストレスとうまく付き合うには…

 「ストレス」と聞くと、悪いものばかりのように感じる方もいるかもしれません。しかし、「ストレス」は、「ユーストレス(良いストレス)」と「ディストレス(悪いストレス)」の2つがあります。
 適度なストレス(ユーストレス)は、私達の生活を円滑に進めていく上で大切なものです。物事に取り組むために十分な力を発揮するためには、適度なストレスがあることが重要です。
 仮に全くストレスがない状態が続くとすると、エネルギーも湧いてこなくなり、物事に取り組む意欲も少なくなってしまいます。また、過剰なストレス(ディストレス)を受けてしまうと、私達のからだに好ましくない反応(強い不安など)が現れてしまいます。
 そこで今回は、ストレスとうまく付き合い、こころの力を引き出して元気に生活するための「コツ」をお伝えします。

こころの力を引き出すためコツ

ストレスを味方にするためには、3つの「C」が役に立つと言われています。

1、認知(Congnition)
これは、ものの受け取り方、考え方のことです。
 ストレスが強くなってくると、考えが硬くなり、柔軟な考え方ができなくなってしまいます。しかし、このような時に柔軟な考え方ができれば、こころの状態を悪くせずに本来の力を発揮することが出来ます。
 例えば、仲の良い友人とすれ違った時、自分が挨拶をしたのに返事がなかったという場面を想像してください。「何か悪いことをしただろうか」と不安になったり、「なぜ返事をしないんだ」と怒りが湧いてきたりするかもしれません。しかし、冷静に考えてみれば、もしかすると何かに集中していて気づいていないだけかもしれません。
 強い不安や怒りなど、ストレスがかかっている時には、極端な考えになりやすいものです。一呼吸おいて冷静になり、バランスの良い考え方をするように心がけましょう。

2、コントロール感覚(Control)
 こころの健康を保つためには、自分が問題に取り組めていて、成果があがっているという感覚がもてることが大切になります。
 こころに元気がない時には、「どうせできっこない」と物事に取り組む前から考えてしまい、動けなくなることがあります。
 そんな時には、「小さなこと」からで良いので、楽しめることややりがいのあることを「やってみる」ことが大切です。無理は禁物ですが、諦めず、少しずつ「やれること」を積み重ね、こころが軽くなったり、明るくなったりする体験をすることで、気持ちが前向きになっていきます。

3、コミュニケーション(Communication)
 人と人のつながりは、こころの健康に大切なことです。人間的な触れ合いの大切さは脳科学でも実証されているそうです。悩んでいる時に親しい人に手を握ってもらって気持ちが少し楽になったという経験をした人もいるのではないでしょうか。
 悩んでいる時は、必要以上に考えすぎていることが多いです。そうした時に、信頼できる人に手を握ってもらうと、考えすぎている脳の働きにブレーキがかかり、気持ちが楽になることもあります。
 逆に、人間関係がうまくいかないと、気持ちが沈み込んだり、不安になったりして、精神的に不安定になることもあります。みなさんも、親しい人との関係がうまくいかない時など、気持ちが沈みこんだりすることもあるのではないでしょうか。
 こころを元気にする人間関係を作る方法の一つとして、「アサーション」という方法があります。
 これは「とても強い言い方」と「とても弱い言い方」を両方ともイメージしながら、中間の調度良い、ほどほどの言い方を見つける方法です。誰しもが普段から無意識におこなっているものではありますが、少し意識して取り組むことで、自分の伝えたい事が相手に伝わりやすくなります。

現代のストレス社会の中で、元気に生活していくためにはストレスを嫌うのではなく、どのように仲良くしていくかを考えることが大切です。今回の内容をヒントに、無理はせず、自分なりのペースでうまく付き合う方法を探してみてください。

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院長より

 春の穏やかな晴れの日が続いたと思ったら、急に冷え込む日になったりと、寒暖の差の大きな時期です。このような寒暖の差により自律神経のバランスが崩れやすくなりますのでお気をつけになってください。以前にもお伝えしましたが、同じように症状があっても、原因が理解できている方とそうでない方とでは困り方も直り方も違います。原因が自分なりに理解できている方は、そんなもんだと思えますし、いつごろ収まるとか、どの程度まで悪くなるかとかを予測できますので、不安要素が増えず、その結果、症状の改善が早まることが期待できます。ご自身の病気、症状を受け入れて、戦うべきところと戦わなくてもいいところの見極めができるようになるといいですね。また、幸福感というのも自分が感じる感情ですから、他人と比較するものではありません。人が羨むような生活をしていたとしても本人が幸福だと感じてなければ幸福ではないですし、その逆も然りです。幸せ探しをするのではなく、幸せと感じてください。身近な些細なことを幸せだと感じることができれば、豊かな人生になっていくと思いませんか。
 先日市長選が終わりました。盛り上がりに欠け、投票率も低かったようですが、再選された市長の得票数はその割にはかなり多く、圧勝と言える状態でした。これはもっと名古屋市を良くしてもらえるという市民の期待の現れなのでしょうか。レゴランドのオープンにより、行ってみたい場所になった名古屋ですが、木造の天守閣はさらなる観光客誘致に結びつくのでしょうか。いずれにしろ名古屋が魅力ある都市になるといいですね。住んでいる土地が住みやすくなるのに必要なのは、やはり政治の力です。志高く政治を行うもの、それをきちんと応援するもの、両者がうまく回って、住みやすい安全な町造りができると思いますので、一人一人があきらめないようにしましょう。

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五月病

新年度が始まり1ヶ月が経ちました。
4月から新しい環境になり、さまざまな刺激がやってきます。新しい人との出会い、生活の変化、これらの新しいものがやってきた際に、人はなんとかその環境の変化に適応しようとしますが、それはとてもストレスになるようです。5月始めの連休でプツンと気持ちが切れてしまい、今までの精神的疲れがどっとくるという原理で「五月病」になるようです。
「五月病」とは医学的な病名ではなく、明確な診断基準はありません。環境への適応が難しく精神的、身体的不調が出る適応障害の一種とされています。

心の症状→元気がない、意欲が低下する、集中力が続かない、イライラする
身体の症状→眠れない、頭痛、腹痛を伴う下痢、胃痛

これらの症状はじわじわと表れ、悪化することもあります。ただし、出勤、通学できないほどひどくなることは珍しく、欠勤、欠席するようになったら五月病以外の病気になっている可能性が高いと言えます。

五月病になりやすい人はこのような特徴を持っているとされています。
・真面目で何事にもきちんと取り組もうと思っている人
・理想が高く、割り切ることが難しい人

五月病かなと感じたら、気分転換、リラックスできることをしてみましょう。

・運動をする
・歌をうたう
・美味しいものを食べる
・好きな映画やドラマを観る
・本を読む、音楽を聴く
・よく寝る
・ゆっくりお風呂に入る
・心許せる友人と話をする

これらのことは、五月病の予防にもなります。こまめにストレス発散をし、溜め込まないことが大切です。

これまでは、五月病は一過性のもので、一時的に調子を崩しても次第に適応することによって元通りになると考えられてきましたが、近年、症状が長く続き、6ヶ月あるいはもっと長引くこともあると言われています。
また、いろいろな対処法を試してみても、心身の不調がなかなか治らない場合、軽度のうつ状態の可能性もあります。

抑うつ気分、意欲低下、イライラ感、自責感、思考力の低下、食欲低下、睡眠リズムの乱れ
これらの症状が続く場合、いつもと違うと感じたら、一人で悩まず、まずは専門家(精神科、心療内科等)に相談してみましょう。

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