院長より

あけましておめでとうございます。
 今年も年末から年始にかけては寒い日が続いています。低気圧や屋内外の寒暖の差が自律神経のバランスを乱し、さまざまな自律神経失調症状を起こしますのでご注意下さい。

 今回はインフルエンザワクチン不足のため入荷が不定期となり、ご迷惑をおかけしておりますが、インフルエンザや肺炎球菌ワクチンなどの接種はお済みでしょうか。予防接種は接種後、効果を出すまでにある程度の期間が必要で、すぐ効果が出るわけではありません。なるべく早めに接種するようにしましょう。

 今年4月には2年に一度の診療報酬改定が行われる予定ですが、介護報酬の改定も同時に行われる6年に一度のいわゆる同時改定となります。残念ながら診療報酬全体としては前回と同様にマイナス改定になるようですが、技術料に当たる本体はプラス改定、介護報酬もプラス改定になる予定です。しかしながら医療改善にはほど遠い改定だという評判です。残念なのはこのわずかなプラス改定を医師の給料が上がったという悪意に満ちた報道が行われたことです。もちろん医師やその他従業員の給料もそこから支払われますが、医療機関を維持する様々な経費もすべてが含まれますので、給料アップより経営改善の方にまわりますし、その経営改善にも不十分と考えます。地域医療を崩壊させないよう今後も更なるプラス改定を求めていきますので、応援をよろしくお願いいたします。

 ストレスチェック制度が始まっていますが、多くの方が受けたのではと思います。労働者の仕事によるストレスの程度を把握し、労働者自身にストレスへの気付きを促し、職場改善に努めることで労働者がメンタルヘルス不調になることを未然に防止することを目的に創設された制度で、事業場に実施する義務があります。相談したりする同僚や上司がいないと感じたり、仕事に自分の裁量がないと感じたりすることが強いストレスにつながっていくようです。当院も産業医として、また精神科医としてこの制度と関わっておりますので、何かありましたら相談してください。

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やる気の出し方

新年になり「新しく何かを始めたい!」「チャレンジしてみたい!」という人も多いと思います。一方で「どうにもやる気が出ない。もっと頑張らなくては…」と感じる人もいるのではないでしょうか。しかし、元々やる気がない人などおらず、本当は十分にやる気があったのにもかかわらず、何らかの阻害要因が働いて一時的にやる気のもとが枯れてしまっているだけなのです。いわば「心のガソリン」が切れてしまっている状態だと言えます。ガス欠を起こしている時にいくら頑張っても、やる気が生まれることはなく、むしろ逆効果です。やる気をなくして困っている人が無理に頑張らずに、やる気を出すためにはどうしたらよいのか、まずはやる気を損なう要因について紹介したいと思います。

やる気を損なう要因は大きく3つあると言われています。
①目標が見えていない
やる気を出したくてもどこに向かっているのか分からなければ、やる気は出せないですね。
②目標が高すぎる
高い目標に向かって突き進むのは、一見すると正しい姿勢に思えるかもしれません。しかし、高過ぎる目標は挑戦する前から「こんなの無理だ…」「絶対に達成できない」と諦めてしまう可能性があります。
③自己イメージが極端に低い
目標と現実にギャップがあることは当然で、そのギャップから生まれる劣等感も正しく扱えば問題なく、有効な動機づけになります。ただし、あまりにも劣等感が大きくコンプレックスになっている場合、「どうせ自分なんて…」とやる気が損なわれてしまいます。

では、どうしたらやる気が出るのか。
やる気を生み出す要因には「外的動機づけ」と「内的動機づけ」の2つの動機づけがあります。
「外的動機づけ」とは、人の外部からの誘因で動機づけをすることです。例えばビジネスの現場で言うと、給与アップやボーナス、昇進や花型部署への配置転換等のご褒美によって、やる気を出そうとするのが外的動機づけです。外的動機づけは短期的には効果があり、決して悪いことではありません。しかし、物理的な限界があるという欠点があり、長続きはしません。
一方で「内的動機づけは」とは、自分の内側から湧いて出てくるものです。自分で目標を定めるため、達成感や成長の実感を得やすくなります。物理的な限界はなく、自分の考え方次第で無制限に動機づけができます。
よって、やる気を持続させるためには、内的動機づけが重要だとされています。

また、「心のガソリン」を増やすためには小さな達成感や成功体験を積むことが効果的だとされています。小さな目標を掲げてコツコツと達成していく方法です。たとえば、会社員を辞めて独立をしたいと思う人がいたとします。そのような時は、いきなり会社を辞めるのではなく、独立に向けて資格にチャレンジするとか、英語の本を読むとか、あるいは、毎朝30分早く起きるだけでもいいと思います。どんどんハードルを下げて小さな成功体験を重ねましょう。大切なことは、成功体験の大きさではなく、回数です。小さな成功体験の数を積み重ね、心のガソリンを補充していきましょう。

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院長より

今年もまもなく年末を迎えようとしております。10月中旬ごろまで暑い日が続いていましたが、あっという間に寒くなり、過ごしやすい季節も終わってしまいました。季節外れの台風が接近したり、寒暖の差が激しくなるこの時期は自律神経に過剰な負荷をかけますので、動機やめまい、立ちくらみなど自律神経失調症状が悪化しやすい時期でもあります。症状でお困りの際はご相談ください。

今年はインフルエンザワクチンの供給不足を指摘する新聞報道があり、当院でも正確な事実の入手を心がけ、混乱を防ぐようにしておりますが、どれくらい入荷するかはまだ不明です。厚労省から今期は2回接種をなるべく避けるよう要請がでていますので、当院でもなるべく多くの人に接種できるよう、その方向で検討しております。皆様はもう接種あるいは予約をされましたでしょうか。今年もすでに学級閉鎖があったようですが、接種後に免疫が作られるのには一ヶ月ほどかかりますし、繰り返しになりますが、今年はワクチン不足が懸念されますから、なるべく早く接種しておいたほうがいいと思います。まだの方は早急にご検討ください。

皆様、先日の衆議院議員選挙では投票にいかれましたでしょうか。政権交代かもと予測されましたが、直前のまさかの野党の仲間割れ状態により、結局自民党が多数議席を占める結果になってしまいました。数の原理にあぐらをかいていた現政権はその傲りのために足下をすくわれかけましたが、選挙の結果、変化は起こりませんでした。今まで以上に傲り高ぶった政治を行い続けるのか、ひやっとしたことを真摯に受け止めて変わってくれるのか、注目されます。もし野党が統一候補を出すことで団結できていたら、今回の選挙結果は全く違ったものになっていたとの報道もありました。次回の選挙までに野党が結束できるようになれるのかが重要でしょうね。

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秋と睡眠

 最近は急激に寒くなり、天気も安定しないことから、身体がだるく感じる、少し力が抜けてしまった、やる気が出ないと感じる方も多いのではないでしょうか。実は、秋は気持ちが落ち込んだり、疲労を感じたりしやすい季節でもあります。その理由として、日照時間が短くなることで、日光を浴びる時間が少なくなってしまい、明るい気持ちになったりやる気を出したりするために必要な「セロトニン」という体内の物質が分泌されにくくなること、昼夜の温度差が大きくなり、自律神経が乱れやすくなること等があります。「なんとなく気分が落ち込むな」という時は、無理をせず、自分に合ったストレス解消法やリラックス法を行うようにしましょう。また、気持ちが不安定になることで、夜に眠れなくなってしまうということもあるかと思います。また、秋に限らず、慢性的に睡眠不足に陥っている方も多いのではないでしょうか。日本人は、世界的に見ても睡眠時間が短く、平成27年に行われた厚生労働省による睡眠の調査では、睡眠時間が6時間未満の割合が男性では37.4%、女性では41.2%を占めており、睡眠時間が6時間未満の方の中で、「日中、眠気を感じた」と訴える割合が、男性では44.5%、女性では48.7%を占めているという結果が出ています。このことからも、日本人の多くは、慢性的に睡眠不足に陥っていると考えられます。

睡眠負債
 「睡眠負債」という言葉をご存知ですか。私も最近、ある番組の特集で知った言葉なのですが、睡眠不足が貯まることを「睡眠負債」というそうです。人それぞれ最適な睡眠時間は違いますが、例えば最適な睡眠時間が7時間の人が、実際には6時間しか睡眠をとれないと、足りない分が負債として貯まっていきます。この負債が貯まると、気分の落ち込みやガン等の大きな病気を引き起こす可能性があります。大きな病気につながると言われると、自分は大丈夫なのかと不安になりますよね。番組でも用いられていた睡眠負債のチェックリストを載せてみたので、試してみてください。

睡眠負債チェック
Q1 最近、朝の目覚めが悪くなった
Q2 最近、夜の寝付きが悪くなった
Q3 昼間に強い眠気を感じる事が増えた
Q4 夜中に何度も起きてしまうようになった
Q5 ちょっとした事でイライラする
Q6 休日は普段より2時間以上長く寝てしまう

チェックの判定
  0個 問題なし
1〜2個 軽度の睡眠負債
3〜4個 中度の睡眠負債   
5〜6個 重度の睡眠負債
(引用:http://www.tv-tokyo.co.jp/shujii/backnumber/170911/index.html)

 みなさん、どれくらい当てはまりましたか。睡眠負債が少ない方も多い方も、今以上に負債を貯めないように、質の良い睡眠を取るように心掛けてください。

質の良い睡眠のためには・・・
・就寝する2時間前に40℃程度のお湯のお風呂に入る
・就寝する1,2時間からスマホは触らない
・朝、しっかり日光を浴びる
・いつまでも、だらだら寝ない
 これらのことに気を付けて、質の良い睡眠をとるように心がけてみてください。

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