院長より

今年も例年同様に不安定な天気が続いていますが、観測史上初めてと言われる猛暑日があったり、急に涼しい日が続いたりと不安定さも増しているかのように感じます。全国各地で台風やゲリラ豪雨など様々な天災による被害が発生していますが、被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興をお祈りいたします。また、不安定な気候の影響を受け、自律神経も乱れやすい時期です。不調を感じたら早めの受診をお勧めいたします。
多数の議席数と支持率の高さから一人勝ち状態と思われていた安倍政権ですが、そのおごりから、公私混同をしてやりたい放題やっているのではとの疑惑が持たれ、それらに対する説明も疑念を晴らすようなものではなく、更に嘘の壁を塗り固めているかにしか見えないと国民が感じ始めたのか、支持率は急低下し、与党内でも安倍おろしの動きが始まったとの報道が見られるようになって久しいですが、いよいよ総裁選が近づいてきています。安倍続投かと思われていた中、石破氏が名乗りを上げ、無投票は避けられそうです。しかし支持率で見ると、まだ安倍政権が続きそうな気配で、あれほど多くの批判の声は一体なぜ消え去ろうとしているのでしょう。理解し難いと思っているのは私だけなのでしょうか。いずれにしろ、個々の力は弱くても集まれば大きな風となって巨木を倒す力となるの間違いのないことですから、決して諦めず投票をすることで政治に関わっていきましょう。
またインフルエンザワクチン接種の時期が近づいてきましたが、まだ詳細は未定です。おそらく例年同様の時期になりますが、確定した情報は随時お知らせしますので、お気軽に職員までお問い合わせください。

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問題解決のコツ

みなさんは、たくさんの問題が同時に起きた時、一気に全部を解決しようと思って焦ってしまうことはありませんか?
焦れば焦るほど、なかなか考えがまとまらなくなってしまったり、もう解決できないと悩んでしまうのではないでしょうか?
今回は、そのようなたくさんの問題が起こった時に解決策を考える時のコツをお伝えします。

コツ1.問題に取り組む姿勢
(1)焦らず、じっくり腰を落ち着けてゆっくり問題に取り組む
問題が起きてストレスを感じている時には、それだけでエネルギーを使っているので、一気に解決しようとしてもうまくいきません。まずはじっくり腰を落ち着けて考えるようにしましょう。
(2)まずは一つ一つ問題を考える
問題を解決しようとする際には、一気に全部を片付けようとするのではなく、まずは一つ具体的な問題について考え、一つ一つ解決していくようにしてみましょう。一つ問題が解決すると、少し自信がつき、やる気も出てきます。

コツ2.解決策を考えるために役立つ考え方
(1)数の法則
早く問題を解決しようと思うあまり、最初に考えた解決策が一番良い解決策だと思い、直ぐに実行してしまうことがあると思います。
しかし、問題を解決しようと思う時にできるだけ多くの解決策を考えてみると、より良く実行しやすい解決策が見つかりやすくなります。まずは焦らず、じっくり解決策を考えましょう。
(2)判断遅延の法則
問題を解決しようとする時は、すぐに実行する解決策を決めたくなるかと思いますが、どのような解決策をとるのが良いかは、考えつく解決策が出そろってからじっくり考えるようにしましょう。急いで解決しようと思うと、自分の思い込みで行動してしまうことがあります。
解決策が出揃ってから落ち着いて考えるようにすることで、そのような思い込みから距離をおいて解決策を考えることができ、より良い解決策をとることができます。

まとめると、
①できるだけ具体的な問題を選び、
②できるだけ多くの解決策を考え、
③それぞれの解決法の長所と短所を比較し、
④一つの解決法を選んで準備し、実行する。
⑤その結果を見て、次にすべきことを考える。
という流れで問題解決を行うことが、問題解決のコツになります。

みなさんも、問題が起こった時には上記の方法を試してみてくださいね。

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院長より

例年であれば7月初旬はまだまだ梅雨の真っ最中ですが、今年の名古屋は雨が少なく、今にも梅雨明け宣言が出そうです。関東地方は史上初らしいですが、6月29日に梅雨明け宣言がでた模様です。しかし、全国的にはあちらこちらで大雨警報や雷警報がでています。急に発達した積乱雲によって、局所的に大雨をもたらし、大きな被害をもたらすことがあり、注意が必要です。そしてこの時期は寒暖の差が大きく、自律神経のバランスが乱れ、精神的にも不安定になりやすいので、身体や心の不調をお感じになった際にはご相談ください。
この原稿を作成中、新聞紙面の大見出しの多くはサッカーワールドカップについてです。私自身スポーツ観戦にはあまり興味がありませんが、これだけ大騒ぎだと目に入ってきます。監督交代や若手とベテランどちらを中心に采配するのかが、今回は勝敗と共に話題になっているようですね。
昨年の7月号でも話題に出した首相のお友達問題ですが、1年経っても決着はついておらず、それに加えて朝鮮半島の和平ムードの高まりからか支持率が上がり、総裁選に勝利しそうな雰囲気になっているようです。これでいいのでしょうか。さらに来年には愛知県知事選挙、春には統一地方選挙、そして参議院選挙が予定されています。ムードや雰囲気ではなく、この国の将来を見据えて行動してくれるリーダーや代弁者を選びたいものです。そのためには選挙における我々の行動が必要だということを皆が理解し、投票率を上げることが重要になってきます。選挙にはぜひ行きましょう。

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震災時の心理と行動

 H30年6月18日に大阪府北部を震源とする、最大震度6弱の大きな地震が発生しました。また、東海地方でも、東海地震や南海トラフ大地震が30年以内にかなりの確率で発生すると言われています。日頃から地震への備えが大切ですが、災害が発生したとき、人はどのような心理状態に陥り、とっさにどんな行動を取るのでしょうか。
 イギリスの心理学者ジョン・リーチ氏の研究によると、災害の際にとる行動は、3つの行動パターンに分けることができます。
1.落ち着いて行動できる人(10~15%)
2.パニックに陥り、我を失って泣き叫ぶ人(15%以下)
3.呆然として何もできない状態になってしまう人(70~75%)
大多数の人が発災時にショック状態に陥り、呆然として何もできない状態に陥っていまします。これを「凍りつき症候群」と言います。突発的に災害や事故の直撃を受けたとき、脱出や避難できるチャンスが十分にあるにもかかわらず、避難が遅れて犠牲になる主な要因は、目の前で経験したことのない事象が急激に変化・展開することについていけず、脳の認知的情報処理機能のプロセスが混乱し、自己コントロールを失ってっしまうことになるもので、脳の空転状態のため、思考は停止または反対にとりとめなく拡散して焦点が定まらない状態になってしまいます。その結果、心、身体、行動が凍りついた状態になって凝結してしまいます。

避難を遅らせる心理状態
 大震災のような危機的状況に陥ると、以下のような行動心理が働きます。
1.正常性バイアス
2.愛他行動
3.同調バイアス
1.正常性バイアス・・・「自分は大丈夫」と考えてしまう
 社会心理学や災害心理学で用いられる用語で、人間が予期しない事態に対峙した時に、「ありえない」という先入観や偏見が働き、物事を正常の範囲内だと自動的に認識する心の働きのことです。何かが起こるたびに反応していると精神的に疲れてしまう為、人間にはそのようなストレスを回避するために自然と脳が働き、心の平安を守る作用が備わっています。しかし、この働きの度が過ぎてしまうと、本当に危険な場合でも、それを異常と認識せず、避難などの対応が遅れてしまうことになりかねません。
2.愛他行動・・・他人を助けたいという気持ち
 他者に利益をもたらす自発的な行動で、外的報酬を期待せずに、他者の利益や福祉の為に、自発的意図によって行う行動のことをいいます。特に災害時には、危険な状況にある人を助けようとする心理が強くなります。「今この人を助けないと、この人は死んでしまうかもしれない」と思うと、自分の身の危険を考えなくなってしまい、助けるという行動に集中してしまいます。実際に、東日本大震災では、愛他行動によって津波に飲まれ、命を落とした犠牲者がたくさんいたそうです。
3.同調バイアス・・・周りに合わせようとする心理
 他人と違う行動をとっていると、間違ったことをしているのではないかと不安になることがあります。そこで、周りの人と同じ行動をとることで安心を得ようとします。このような心理状態が同調バイアスです。東日本大震災でも、「避難していない人が大勢いるから、自分も非難しなくて大丈夫だ」と思い、津波にのまれた人も多くいたそうです。

 このような心理状況があるということを知っておくことも、災害時の避難に役立つのではないでしょうか。また、災害時の避難の対策として、避難3原則というものがあります。
1.想定にとらわれるな
2.その状況下において最善を尽くせ
3.率先避難者たれ
 率先避難者とは、身近に危険の兆しが迫っているとき、あるいは危険情報に接したときに、その危険をイメージし、「自ら率先して危険を避ける行動を起こす人」、そして、その行動によって「周囲の人にも同様の行動を促し、危険回避行動を起こさせる人」と言います。自らが率先避難者となることで、自分自身の安全を守り、同時に周囲の人を危険から逃れさせることが出来ます。
 最初に述べたように、この地方でもいつ大地震が起きてもおかしくない状態です。震災に向けて物理的な備えはもちろんですが、今回の大阪の自信を機に、自分は震災が起きた時にはどんな心理状況になり、どんな行動をとるか考え、もしもの時に想定にとらわれずに自らが率先避難者になれるように心がけてみてはいかがでしょうか。

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