院長より

今年もまもなく年末を迎えようとしております。10月中旬ごろまで暑い日が続いていましたが、あっという間に寒くなり、過ごしやすい季節も終わってしまいました。季節外れの台風が接近したり、寒暖の差が激しくなるこの時期は自律神経に過剰な負荷をかけますので、動機やめまい、立ちくらみなど自律神経失調症状が悪化しやすい時期でもあります。症状でお困りの際はご相談ください。

今年はインフルエンザワクチンの供給不足を指摘する新聞報道があり、当院でも正確な事実の入手を心がけ、混乱を防ぐようにしておりますが、どれくらい入荷するかはまだ不明です。厚労省から今期は2回接種をなるべく避けるよう要請がでていますので、当院でもなるべく多くの人に接種できるよう、その方向で検討しております。皆様はもう接種あるいは予約をされましたでしょうか。今年もすでに学級閉鎖があったようですが、接種後に免疫が作られるのには一ヶ月ほどかかりますし、繰り返しになりますが、今年はワクチン不足が懸念されますから、なるべく早く接種しておいたほうがいいと思います。まだの方は早急にご検討ください。

皆様、先日の衆議院議員選挙では投票にいかれましたでしょうか。政権交代かもと予測されましたが、直前のまさかの野党の仲間割れ状態により、結局自民党が多数議席を占める結果になってしまいました。数の原理にあぐらをかいていた現政権はその傲りのために足下をすくわれかけましたが、選挙の結果、変化は起こりませんでした。今まで以上に傲り高ぶった政治を行い続けるのか、ひやっとしたことを真摯に受け止めて変わってくれるのか、注目されます。もし野党が統一候補を出すことで団結できていたら、今回の選挙結果は全く違ったものになっていたとの報道もありました。次回の選挙までに野党が結束できるようになれるのかが重要でしょうね。

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秋と睡眠

 最近は急激に寒くなり、天気も安定しないことから、身体がだるく感じる、少し力が抜けてしまった、やる気が出ないと感じる方も多いのではないでしょうか。実は、秋は気持ちが落ち込んだり、疲労を感じたりしやすい季節でもあります。その理由として、日照時間が短くなることで、日光を浴びる時間が少なくなってしまい、明るい気持ちになったりやる気を出したりするために必要な「セロトニン」という体内の物質が分泌されにくくなること、昼夜の温度差が大きくなり、自律神経が乱れやすくなること等があります。「なんとなく気分が落ち込むな」という時は、無理をせず、自分に合ったストレス解消法やリラックス法を行うようにしましょう。また、気持ちが不安定になることで、夜に眠れなくなってしまうということもあるかと思います。また、秋に限らず、慢性的に睡眠不足に陥っている方も多いのではないでしょうか。日本人は、世界的に見ても睡眠時間が短く、平成27年に行われた厚生労働省による睡眠の調査では、睡眠時間が6時間未満の割合が男性では37.4%、女性では41.2%を占めており、睡眠時間が6時間未満の方の中で、「日中、眠気を感じた」と訴える割合が、男性では44.5%、女性では48.7%を占めているという結果が出ています。このことからも、日本人の多くは、慢性的に睡眠不足に陥っていると考えられます。

睡眠負債
 「睡眠負債」という言葉をご存知ですか。私も最近、ある番組の特集で知った言葉なのですが、睡眠不足が貯まることを「睡眠負債」というそうです。人それぞれ最適な睡眠時間は違いますが、例えば最適な睡眠時間が7時間の人が、実際には6時間しか睡眠をとれないと、足りない分が負債として貯まっていきます。この負債が貯まると、気分の落ち込みやガン等の大きな病気を引き起こす可能性があります。大きな病気につながると言われると、自分は大丈夫なのかと不安になりますよね。番組でも用いられていた睡眠負債のチェックリストを載せてみたので、試してみてください。

睡眠負債チェック
Q1 最近、朝の目覚めが悪くなった
Q2 最近、夜の寝付きが悪くなった
Q3 昼間に強い眠気を感じる事が増えた
Q4 夜中に何度も起きてしまうようになった
Q5 ちょっとした事でイライラする
Q6 休日は普段より2時間以上長く寝てしまう

チェックの判定
  0個 問題なし
1〜2個 軽度の睡眠負債
3〜4個 中度の睡眠負債   
5〜6個 重度の睡眠負債
(引用:http://www.tv-tokyo.co.jp/shujii/backnumber/170911/index.html)

 みなさん、どれくらい当てはまりましたか。睡眠負債が少ない方も多い方も、今以上に負債を貯めないように、質の良い睡眠を取るように心掛けてください。

質の良い睡眠のためには・・・
・就寝する2時間前に40℃程度のお湯のお風呂に入る
・就寝する1,2時間からスマホは触らない
・朝、しっかり日光を浴びる
・いつまでも、だらだら寝ない
 これらのことに気を付けて、質の良い睡眠をとるように心がけてみてください。

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院長より

今年も例年同様に不安定な天気が続いています。全国各地で台風やゲリラ豪雨、竜巻など様々な天災が発生していますが、被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興をお祈りいたします。また、不安定な気候の影響を受け、自律神経も乱れやすい時期です。不調を感じたら早めの受診をお勧めいたします。
 多数の議席数と支持率の高さから一人勝ち状態と思われていた安倍政権ですが、そのおごりから、公私混同をしてやりたい放題やっているのではとの疑惑が持たれ、それらに対する説明も疑念を晴らすようなものではなく、更に嘘の壁を塗り固めているかにしか見えないと国民が感じ始めたのか、支持率は急低下し、与党内でも安倍おろしの動きが始まったとの報道が見られるようになってきました。あれほど力を入れていた憲法改正もどうやら先送りされる様相に変わってきたようです。飛び抜けた権力を持ったものもその使い方を誤るとあっという間にその力が弱まってしまうのを目の当たりにした思いです。個々の力は弱くても集まれば大きな風となって巨木を倒す力となるのです。ですから、決して諦めず投票をすることで政治に関わっていきましょう。
 またインフルエンザワクチン接種の時期が近づいてきましたが、まだ詳細は未定です。おそらく例年同様の時期になりますが、確定した情報は随時お知らせしますので、お気軽に職員までお問い合わせください。

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公認心理師

 公認心理師という名前を聞いたことはありますか。臨床心理士は聞いたことあるけれど、公認心理師は聞いたことがないという人が多いのではないでしょうか。これまで、臨床心理士が心理職の多くを担ってきましたが、臨床心理士は民間資格であり、近年、心理職を国家資格化する動きがあり、そこで心理職の国家資格としてできたのが、公認心理師です。公認心理師は、公認心理師法に基づいており、平成27年9月9日に議員立法により成立し、9月16日に公布、平成29年9月15日施行となりました。
 具体的に、公認心理師とは、どのようなことをする人なのでしょうか。

・公認心理師とは
 公認心理師とは公認心理師登録簿への登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保険医療、福祉、教育、その他の分野において、心理学に関する専門的知識および技術をもって、次に揚げる行為を行うことを業とする者をいいます。
1.心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
2.心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談および助言、指導その他の援助
3.心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談および助言、指導その他の援助
4,心の健康に関する知識の普及を図るための教育および情報提供
(厚生労働省HPより)

 公認心理師と臨床心理士は似ているようにも思えますが、国家資格と民間資格という違いの他に、どのような違いがあるのでしょうか。

・公認心理師と臨床心理士の違い
1.主治医の指示が必要かどうか
 患者さんへの指導や助言を行う際に、臨床心理士は、医師からの指示は必要ないことになっていますが、公認心理師は、主治医がいる場合は、主治医の指示が必要と定められています。
2.資格取得方法の違い
 どちらも、年1回行われる資格試験に合格する必要があるという点では同じですが、受験資格が異なります。
臨床心理士:
 大学(心理系学部学科以外も含む)→臨床心理士指定大学院→臨床心理士資格士認定試験
公認心理師:
 大学(心理学部学科のみ)→指定大学院→公認心理師試験
 大学(心理学部学科のみ)→2年以上の実務経験→公認心理師試験
 上記2つと同等以上の知識および技能の認定→公認心理師試験
3.更新制かどうか
 臨床心理士は、5年ごとの更新制をとっており、学会等に参加して一定数以上のポイントを取得することで、資格を更新することができます。それに対して公認心理師は、一度資格を取得すれば、更新をする必要がありません。

 心理職が国家資格化されたことで、臨床心理士という資格がなくなるのかと言うと、そういうわけではありません。既に心理職に勤めている人の中には、新たに公認心理師資格を取得するべきか悩んでる人も多くいます。公認心理師が施行されてからは、以下の4つに分類されていくと考えられます。
1.公認心理師資格のみを持つ人
2.臨床心理士資格のみを持つ人
3.公認心理師資格と臨床心理士資格の両方を持つ人
4.いずれも持たない人
 どのパターンでも心理職を勤めることは可能ですが、今後、医療機関や公的機関では、国家資格を持っていることが、必須事項となっていく可能性が高いと考えられます。

既に心理職に勤めている人や、臨床心理士を目指していた人の中には、新たに公認心理師資格をとるべきか悩んでいる人も多いと思います。仕事内容には大きな違いはなく、どちらの資格を持っていても活躍できる場はもちろん幅広くあります。ですが、中には公認心理師資格が必要とされるケースもでてくることが予想されます。
 公認心理師法が平成29年9月に施行され、最初の資格試験が平成30年12月までに行われることになっています。資格において問題点が残っていたり、まだ細かい日程や試験内容などは決まっていなかったりと、臨床心理士であり、公認心理師の資格取得を目指す私としては、正直不安も大きいですが、国家資格を取得することで活動領域を広げ、少しでも心の悩みや不安を抱えている方の力になれればと思っています。少し難しい話になってしまいましたが、今まで民間資格のみであった心理職に、国家資格ができたということを知っていただければと思います。

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