院長より

 2年に一度の診療報酬改定がこの4月に行われました。今回もいろいろと複雑化したこともあり、疑義解釈が4月になってから出されるなど、その運用に混乱が生じています。頭でっかちの役人が現場を知らずに、どの点数をどうするとどれくらい医療費がかかるかとか節約できるとか、けっして医療現場や患者さんの合理性、利便性を向上させるものではなく、経済面のみから考えたのではと噂されるほど理解しづらい変更もあります。走りながら考え、修正すると言う介護保険導入時に言われたことが医療の世界でそのまま続いているようです。国の大事な施策を結果がどうなるのかをきちんと検証しないままはじめてしまっていいのでしょうか。また結果がどうなったかの検証も行われていないのです。始める前と結果とをきちんと検証し、次の改定に役立てて欲しいものです。
 政府と官僚の不祥事が続いています。国民の信頼をこれでもかと裏切り続けていますが、どう解決されるのでしょうか。私たちが再度国を信用することができるようになるのでしょうか。現政府は社会保障費を抑制するために、軽い症状での受診では定額の負担追加を求めるとか、薬剤の自己負担増とか様々な負担増を検討していますし、何度か延期はされましたが、来年秋には消費税増税も予定されています。国民第一の仕事を政府や官僚がしてくれていると思えば負担増もやむを得ないと受け入れられますが、今のような自分たちの方しか見ていなさそうな政府や官僚の施策を支持できますでしょうか。信頼を取り戻す努力を強く求めたいと思います。

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梅雨時期の憂うつ気分の原因と対策

温かい気候になりここ数日は夏日も多いですね。もう少ししたら梅雨の時期に突入します。梅雨時期は雨が多くて気分も落ち込みやすいですよね。憂うつになるのには原因があったんです。

1.自律神経の乱れ
梅雨の時期は天気が不安定で雨が降ったり晴れたりと気圧が急激に上がったり下がったりを繰り返します。気圧によって私たちの身体の自律神経は変化します。
高気圧→交感神経が活発化
低血圧→副交換神経が活発化

このように高気圧と低気圧では「交換神経」と「副交感神経」という全く違う自律神経が活性化し、身体に真逆の変化が起こります。気圧がめまぐるしく変化しやすい梅雨の時期はこのように自律神経の「交感神経」と「副交換神経」がぐるぐると変化するため、身体に負担がかかり体調を崩しやすいのです。また、自律神経は「体温を調整する働き」もあります。梅雨の時期は暑いと思って半袖でいると、急な雨や室内の冷房で逆に寒くなることがありますよね。自律神経にとっても「暑いの?寒いの?どっちなの???」と非常にストレスフルな環境になりやすいです。このような状態が長く続くと自律神経も混乱して疲れてしまい、上手く機能しなくなってしまいます。

2.日光不足
梅雨の時期は雨が多く、太陽の光を浴びる時間が短くなります。人は太陽の光に当たることで「セロトニン」という脳内物質を作り出します。「セロトニン」は人に安らぎを与え、心身を安定させる力があります。ぽかぽかの天気の日に日光浴をすると幸せな気分になりますよね。梅雨の時期は太陽があまり出ないため、セロトニンが不足し、憂うつな気分になりやすいです。

では、梅雨時期をどう乗り切ったらいいのか?対策を紹介します。

1.衣類の調整を行う
自律神経は暑さと寒さが急激に変化することで狂いやすくなります。暑い時は半袖、寒い時には長袖と暑さに合わせた服装を心掛けましょう。

2.身体を温める
梅雨時期には雨や冷房で身体が冷えやすいので、身体を温める対策が有効です。
・お風呂はシャワーだけではなく、湯船にしっかりと浸かる。
・エアコンの温度を低くし過ぎない。
・身体を動かし適度な運動を行う。
・冷たいジュースやアイスを食べ過ぎない。
・毎朝、温かいお茶やスープを飲む。

3.日光浴を行う
梅雨の時期は雨が多く、太陽が出ている時間が少ないです。雨が上がり、晴れている間は積極的に外に出て日光を浴びるようにしましょう。日光を浴びて幸福感を感じる「セロトニン」をいっぱい作りだしましょう。

心もからだも季節の変化と上手く付き合っていくことが大切になります。対策をしても憂うつな気分が続いたら、「これくらい大丈夫」と思わず早めにご相談下さい。

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院長より

 今週から急に寒さが和らぎ、日増しに暖かさを増し、春の訪れを感じるようになってきましたが、この時期の寒暖の差は自律神経のバランスを乱し、様々な症状の悪化しやすい時期でもあります。皆様もご自愛の上、気になる症状がありましたら、ご相談下さい。
 スポーツにはほとんど興味がないため、知らない間に始まっていた冬季オリンピックですが、たくさんのメダルが取れたようですし、今回も様々なドラマが生まれたんでしょうね。前回のオリンピックの時には夜中に起きてリアルタイムで応援していて寝不足だという話を聞きましたが、今回はお隣の国での開催だったのでそのようなことはなかったようです。多くの観衆を感動させるのが、スポーツの魅力の一つですが、東京オリンピックではどのようなドラマが生まれるのか、東京が、日本がそれらによってどう変わっていくのか、楽しみです。
 さてまたこの4月には診療報酬の改定が行われます。前回改定の目玉の一つであった安定剤多剤投与抑制が、さらに厳しい規制に変わるようです。多剤投与イコール悪とは思いませんが、国がそのように考えるようになったのなら従わないといけませんし、その根拠を聞くと一理あり、実際に減らすことができている例が多数あります。したがって今まで以上に薬の量を減らさないといけない方がいらっしゃいますが、ご協力をお願いいたします。

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質の良い睡眠をとるための方法

みなさん、普段睡眠はしっかり取れていますか?
あまり眠れないという人もいれば、よく寝ているつもりでも昼間眠気を感じる人もいるかもしれません。今回は、質の良い睡眠に役立つ情報をお伝えします。

1.4-6-11睡眠の法則
 ①メラトニンリズム
  メラトニンとは、脳を眠らせるホルモンで、日が当たると減って目が覚め、暗くなると増えて眠く
 なります。脳に光が届くとメラトニンの分泌がとまり、その約16時間後に眠くなるという仕組み
 だそうです。良い睡眠のためにも、朝起きたら陽の光を浴び、脳に光を届けてリズムを整える
 ことが大切です。
 ②睡眠-覚醒リズム
  睡眠と覚醒のリズムは、起床後8時間後と22時間後に脳を眠らせるそうです。14時ころに
 眠気が来るのは、このリズムが関係しているそうです。ですので、午後もすっきりと生活したい
 場合には、眠くなる前の起床後6時間前に10分程度の過眠を取ることがおすすめです。
 ③深部体温リズム
  深部体温とは、内蔵の温度のことです。高くなると活発になり、低くなると眠くなります。
 深部体温は起床11時間後に最高になり、22時間後に最低になるそうです。ですので、
 夕方頃に居眠りなどをして睡眠を取ってしまうと、体温のリズムのメリハリがなくなり、夜に
 なっても体温が下がらず、寝つきが悪くなってしまいます。夕方は身体を動かすなどして、
 体温を上げる工夫をしましょう。

2.寝付きを良くする3つの方法
 ①ベット(布団)を眠る場所だと脳に記憶させる。
  私達の方は場所と行動をセットで記憶する仕組みになっています。ですので、ベットで
 考え事をすることが多い人は、脳が「ベット=考え事をする」ということを記憶してしまい、
 眠りにくくなります。そこで、眠らない時は極力ベットに入るのは避け、「ベット=眠る」という
 記憶を作るように心がけましょう
 ②足首を温める
  眠る前に足のくるぶしの辺りを触ってみて、冷えているようなら深く眠れないサインだそうです。
 ですので、眠る前にレッグウォーマーなどをはいて、足首を暖めると良い睡眠が取りやすく
 なります。
 ③耳から上の頭を冷やす
  気分が高揚している時は、脳の温度が上がります。みなさんも旅行の前など興奮して
 眠れないという経験をしたことがあるのではないでしょうか?
  そういう時は、耳から上の頭を冷やす事がおすすめです。枕の上半分に乾いたタオルを
 冷凍して敷いて寝ると、眠り始めの脳の温度が下がり睡眠が取りやすくなります。

質の良い睡眠は、こころの健康を保つ上でも大切なことです。
上記のことを参考に、質の良い睡眠を取り、充実した生活を送ってください。
(参考文献 こころの科学 「くすりにたよらない精神医学」)

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