運動と精神的健康

 今年もうんざりする程猛暑日が続きましたが、少しずつ秋らしい気候になってきましたね。気温が高いと、それだけで色々なことに対してやる気が起きない、ということもあったのではないでしょうか。特に身体を動かすのを億劫に感じたりはしていませんでしたか?これから少しの間は暑すぎず寒すぎず、身体を動かすのにもってこいな気候になりそうですね。

 運動は身体の健康だけでなく精神の健康にも繋がる、ということを聞いたことはないでしょうか。実際に適度な運動をすることで下記のように、種類の脳内物質が増加します。ここでは3つ紹介します。

・ドーパミン ドーパミンの増加はやる気や動機づけを高める効果があり、運動をすることにより、日常生活での様々なことに対してモチベーションが上がります。有酸素運動は特にドーパミンの増加に最適だと言われています。

・エンドルフィン エンドルフィンには、運動後や日常生活での痛みを和らげる効果があります。また、幸福感を増大させるのもエンドルフィンの役割の1つです。エンドルフィンの増加には、有酸素運動、無酸素運動のどちらも効果的です。

・セロトニン 運動はセロトニンの増大にも関係します。セロトニンの増加は、気持ちを安定させることや、生活リズムを整えることに繋がります。縄跳びやランニングなど、一定のリズムを伴って行う運動が、セロトニンの増加に最適だと言われています。

 脳内物質の増加により、日常生活で以下のような様々な精神面の変化が生じます。

・自己肯定感の向上

・ストレスの軽減

・食生活の改善や睡眠の質向上

 基本的にはあまり辛さを伴わない、適度な運動をお勧めしますが、激しい運動も場合によっては精神的健康に繋がります。特にダイエットや筋肥大を目的とした筋トレなどは、目に見えて効果が分かりやすい為、激しい運動により結果を出すことで自信がついたり、不安が軽減したりします。ただし、激しい運動は身体にも精神にも大きく負荷がかかることが多く、特に日頃あまり運動をしない人にはお勧めできません。勿論、酸欠になる、怪我をするなどのリスクを伴う程の運動は精神的健康に逆効果ですので、注意してください。

 適度な運動を習慣づけて、日常生活をより豊かにすることをお勧めします。

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院長より

今年も例年同様に不安定な天気が続いており、全国各地でゲリラ豪雨など様々な天災による被害が発生していますが、被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興をお祈りいたします。また、不安定な気候の影響を受け、自律神経も乱れやすい時期です。不調を感じたら早めの受診をお勧めいたします。

人気が低迷した状態でもその場にとどまろうとし続けた岸田総理も、先日とうとう総理を辞職すると発表されました。バラマキ施策をしながらその一方でこっそりと増税をするいわゆるステルス増税を行う一方身内の裏金問題、パーティー券による資金調達の不明瞭さなどお金に関わる施策でいよいよ国民からそっぽを向かれたための辞職です。次にこの国の舵取りをするのは誰になるのでしょう。自分のため、仲良しグループのためではなく、国のためになることを誠実にやってくれる方が選ばれるよう強く願います。その願いを政治家に届ける方法が選挙です。総裁選は残念ながら自民党員だけにしか投票権はありませんが、その後すぐに行われるであろう衆議院選挙には一般国民に選挙権があります。個々の力は弱くても集まれば大きな風となって巨木を倒す力となるのは間違いのないことですから、決して諦めず投票をすることで政治に関わっていきましょう。

今年もインフルエンザワクチン接種の時期が近づいてきましたが、まだ詳細は未定です。65歳以上と持病のある60歳から64歳の方へのコロナワクチン接種も同じ時期に始まる予定です。開始はおそらく例年同様の時期になりますが、確定した情報は随時お知らせしますので、お気軽に職員までお問い合わせください。

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腹式呼吸をしてみよう

 先月、「南海トラフ地震臨時情報・巨大地震注意」が発表されたことに伴い、不安や戸惑いを感じられた方もいらっしゃったのではないでしょうか。 不安や緊張は、自分でも気が付かない間にストレスに変わり、体調の悪化につながることがあります。 自分に合ったリラクゼーション法を身につけておくことは、災害の際だけでなく、日々の生活でも役立ちます。今回は、そのうちの1つ呼吸法について紹介したいと思います。

 緊張したり、焦ったり、不安を感じたりしているとき、わたしたちの呼吸は無意識的に浅く、速くなります。反対にリラックスしているときは、ゆっくり、深い呼吸になります。

 呼吸は意識をすることで、呼吸の回数や速さをコントロールすることができます。不安や緊張を感じたり、気持ちが落ち着かなかったりする時こそ、意識して深い呼吸「腹式呼吸」を心がけてみましょう。

〇腹式呼吸のやり方 *1

 背筋を伸ばして、鼻からゆっくり息を吸い込みます。このとき、丹田(おへその下)に空気を溜めていくイメージでお腹をふくらませます。
 つぎに、口からゆっくり息を吐き出します。お腹をへこましながら、からだの中の悪いものをすべて出しきるように、そして、吸うときの倍くらいの時間をかけるつもりで吐くのがポイントです。
 回数は1日5回くらいから始め、慣れたら10~20回が基本ですが、その日の体調に合わせて、無理なく楽しみながらやりましょう。

〇4つのポイント

①吸うときは鼻からゆっくり、おへその下に空気を溜めていくイメージで

②吐くときは口からゆっくり、からだの中の悪いものをすべて出し切るイメージで

③吸うときの倍くらいの時間をかけるつもりで吐く

④1日10~20回を目安に、無理なく続ける

〇さらに効果を高めたいときは…
 腹式呼吸にイメージトレーニングを加えてみましょう。息を吸い込むときは、高原のさわやかな空気や、好きな花の香りなど心地よいものをイメージし、息を吐くときはイライラの原因や緊張、不安などのマイナス要因がからだから出て行くのをイメージします。

 腹式呼吸は、自律神経を調節する働きを整えたり、全身の筋肉の緊張を緩ませたりする効果もあります。自分の呼吸に意識を向けることで、心と体の緊張を解きほぐしてみてくださいね。

*1 引用・参考 日本医師会 腹式呼吸のやり方

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院長より

 梅雨真最中の名古屋ですが、今年も一昨年同様、短期間で梅雨明けとなる予報もあるようです。その一方、例年並みとの予報もあり、どちらが正しいのでしょうか。梅雨前線が不安定な気象状況をもたらし、急に発達した積乱雲や線状降水帯によって、局所的に大雨をもたらして、大きな被害が出るのが心配ですし、やはり程々が望ましいです。そして急激な天候の変化は、自律神経のバランスを乱しやすく、精神的にも不安定になりやすく、めまいや立ち眩み、倦怠感や易疲労感等々、身体や心の不調をお感じになった際にはご相談ください。

 名古屋プレミアム付き商品券の当選が発表となり、すでに使われ始めていますが、皆様は当選されましたでしょうか。当選確率は1.5倍から1.6倍程度だったようですが、身に覚えのない当選通知が届いた方が少なくない人数に届いていたというニュースに驚いています。近親者が当選したいがために名前を借りたのかなと邪推してしまいますが、実際はどうだったのでしょうか。インチキはやめましょうね。

 収束が見えないウクライナへのロシア軍侵攻の影響も加わり、電気ガスなどの生活に必要なインフラに加え、様々なものの値上がりが家計を圧迫しています。そして、まだまだ続く新型コロナウイルス感染症などの問題があり、人々の暮らしはどうなっていくのでしょうか。政府がなりふり構わぬ強引さで推し進めているマイナ保険ですが、様々な問題点があぶり出されてきています。紙の保険証さえ廃止にしなければ、今わかっている問題の多くは解決するのになぜマイナカードにこだわり続けるのでしょうか。支持率の低下で終りが近づいている岸田政権ですが、効果の薄いバラマキ政策と隠れ増税も人気低下に大きく影響しているようです。なにがきっかけとなって解散、総選挙となるのかはわかりませんが、確実にそのときは迫っています。そうなった時には、この国の将来を見据えて行動してくれるリーダーや代弁者を選びたいものです。そのためには選挙における我々の行動が必要だということを皆が理解し、投票率を上げることが重要になってきます。選挙にはぜひ行きましょう。

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