2007年3月院長より

今年の冬は昨年と異なり、豪雪地方でも極端に積雪が少なく、例年ならかなり寒い2月に暖かいなど観測史上初とも言われる暖冬であり、異常気象が始まっている証拠と考えている方もいるようです。もしこの暖冬が地球温暖化のためであり、このまま地球温暖化に歯止めがかからない場合、世界規模の異常気象は農作物の不作による飢きん、自然災害、疫病を引き起こし、世界経済に与える影響は多大なものとなるといわれています。この地球温暖化をもたらしているのが、大気中の二酸化炭素の増加で、その原因は化石燃料(石油、石炭、天然ガスなど)の消費にあるということで、元凶である二酸化炭素の排出量減らす世界規模の運動が起こってきました。しかし、これら科学燃料は現在の生活を営む上では不可欠な物であり、二酸化炭素の排出量の削減を求めた京都議定書は、開催国の日本も守れない状態であり、最大の排出国であるアメリカはこの議定書に参加していないなど十分な効果が挙げられるのか疑問です。もっとエネルギー効率をあげる技術の開発、自然のエネルギーの活用法等が必要ですが、前提である地球温暖化が起こっているということ自体が間違っているという説もあるようです。長い地球の歴史の中で、長期間気候が安定していたことはなく、昨今の気候の変動は地球規模の変動の周期に過ぎないとの考えのようです。その他太陽活動の影響だとか、二酸化炭素以外の大気中の物質の影響だとか、種々の説もあるようです。本当に正しいことが何かが判明するにはまだ時間がかかりそうですが、人間だけが無計画、無節操に地球を汚していくことはやはりよくないので、エネルギー資源も食料資源も大切にしていくことが必要だということに変わりはないように思います。皆が少しずつ気をつけることしかできませんが、それが結局大きな力となっていきます。
皆の力で地球を守りましょう。

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