2006年5月

緑茶
 温かな春の陽気を感じるようになりました。こんな日は「お茶」を飲んで一息ついてみるのもいいかもしれません。今回は、「緑茶」についてお話したいと思います。

【緑茶の効果について】
○美肌効果
 緑茶にはビタミンB、C、EやAが含まれています。特にビタミンCはメラ ニン色素の沈着を防ぐ働きがあり美白作りをしてくれます。またビタミンAは皮膚の 粘膜を健康に保つ栄養素です。にきびや吹き出物が気になる時には緑茶がひと役かってくれるかも?!

○口臭・虫歯予防
 緑茶にはフッ素が含まれていて、虫歯を予防してくれる働きがあると言われています。同時にカテキンの抗菌作用には口の中で増える細菌の繁殖を抑える効果もあるため、虫歯や歯周病を予防してくれます。そして緑茶の成分に含まれるフラボノイドがお口の口臭を抑えてくれます。

○肥満予防
 緑茶のカテキンは脂肪を効果的に燃焼させてくれます。このエネルギーは運動で消費されるので、運動前に飲むの効果的です。 

○ストレス解消
 緑茶のうまみ成分のテアニンにはリラックス効果があります。また、茶高炉で香りを楽しむ時間を持ったり、緑茶を入れほっと一息つくという行動がストレスを和らげる働きをしてくれます。

スーパーやコンビニでは多種多様なお茶が市販されていますが、時には自宅でゆっくりとお茶を入れてみるのも良いかもしれません!

【美味しいお茶の入れ方】
最近一般の水道水は、塩素臭が強いので、沸騰してから3分~5分ほど沸騰したままにしておくか浄水器などを使用します。(塩素臭味を無くすため) 
 
①人数分の茶碗にお湯を8分目ほど注ぎ冷まします。(70℃~80℃くらいに)温度が高いと、カフェインが、(苦味)溶出しやすいためです。

②湯冷ましをしている間に、お茶の葉を急須に入れます。1人分約2g(スプーン大盛で5人分ぐらいです)

③湯冷まししたお湯を急須に注ぎ、30秒位お茶が浸出するのを待ちます。浸出時間が長いと、カテキンの(渋味)浸出が多くなります、渋めのお茶がお好みの方は少し浸出時間を延ばしてみても良いでしょう。

③お茶を茶碗につぎます。一人一人の濃度が均等になる様に、廻し注ぎをします。(少しずつ順番に茶碗に注いでいくこと)。また、最後の一滴まで注ぎ切り、2煎目も美味しく飲めるように急須の蓋を少し開けておきます。2煎目はお湯を注ぎ、注ぎ分けてます。

【お茶の保存方法】
 お茶は湿気を吸収しやすく、匂いも吸収しやすいものです。お茶を買ったら涼しい所で保管し、茶缶などに小出しして使うのが良いでしょう。また、お茶を冷蔵庫で保管する時には、購入した際、真空パックされたものはそのままで保管しても良いですが、封を空けたものは、冷蔵庫に入れず
お早めに飲むほうが良いでしょう。冷蔵庫内の匂いを吸収してしまうためです。開封後の物を保管する時には、ビニールテープで密封してからにしましょう。

【緑茶を飲む際の注意点】
 ○就寝前には気をつけましょう
緑茶にはカフェインが含まれていますので、就寝前に濃いお茶を飲むと眠れなくなることもあります。ほうじ茶はカフェインやカテキンが少ないので、就寝前にはほうじ茶がお薦めです。

 ○薬は緑茶で飲まないようにしましょう
薬の成分が緑茶のタンニンと反応してせっかくの薬の効果が発揮されなくなってし まう可能性があります。また貧血の薬は鉄分とタンニンが反応して鉄を吸収しにくくしてしまいます。薬を緑茶で飲むようなことは避けましょう。

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