スマートフォン依存症

 皆さんは1日の中でどのくらいスマートフォン(以下スマホ)を使用していますか?スマホ1台でコミュニケーション、買い物、娯楽、なんでもできるのでとても便利ですね。一方で、1日の大半をスマホの使用に費やし、手元にないと不安になってしまう「スマホ依存症」の人が多く存在することも、長年問題視されています。

 スマホ依存症では、主に以下のような症状が出現します。

・スマホが手元にないとイライラしたり、不安になってしまう

・特に目的もないのに、長時間スマホを触ってしまう

・やらなければいけない仕事や勉強があるにも関わらず、スマホを触ることを優先

 してしまう

・SNSに没頭し、常に通知を気にしている

・食事中でも基本的にスマホを触っている

・トイレや風呂に必ずスマホを持っていく

・夜中までスマホを触り、睡眠時間に影響が出てしまう

  上記に当てはまる人が必ずしもスマホ依存症という訳ではありませんが、複数の項目に当てはまっている人は、注意が必要です。スマホを長時間使用することは生活リズムや対人関係に影響を与える可能性があり、精神的な不調にも繋がりやすくなります。

 スマホを触る時間を減らそうと思っても、中々うまくいかずに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。いきなりスマホを触る時間を一気に減らすことは難しいので、先ずは「1日15分だけ電源を切る」「入浴中だけはスマホを触らない」などほんの小さなことから始めてみてください。また、意識してコミュニケーションの機会をたくさん設ける、スマホを使わなくても楽しめることを積極的に探すなどの対策も有効です。

 自分がスマホ依存症に当てはまるかもしれないけれ、あるいはスマホを触る時間を減らそうと思ってもうまくいかない、と感じている方はお気軽に相談してください。

カテゴリー: 202405, 心理室より パーマリンク