アルカディアルームの紹介

春になり新緑もえる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、当院にあるアルカディアルームはご存知でしょうか?少しリラックスがしたいなと思った際に利用していただきたい治療器が多くありますので、一部ご紹介いたします。

まず、マクター・ロイヤルクラウンです。
こちらは全身の筋肉をやさしくほぐしてくれる全身マッサージ治療器となります。船のようなベッドの上に横たわってローラーが体の背面にある各疾患のツボに相当する部分を刺激して、自律神経系等の調整や椎間孔の圧迫障害の改善を促します。全身の機能回復を促進、人体のホメオスタシスを高めます。また、首、腰、膝、手首等の部分牽引も行えます。

次に、インブレイスです。
まるで温泉に入っているみたいに気持ちいい全身温熱治療器です。頭だけ外に出して全身がすっぽり入るカプセルの中に入り、楽な姿勢で横になります。カプセルの中では遠赤外線が体の深部を近赤外線が皮膚表面を温め、血行の改善と血管の拡張作用、鎮静・鎮痛作用、新陳代謝の促進をはかり、肩こり、腰痛、手足のしびれ、冷え性、膝や関節の痛みなどの他高血圧などからくるイライラ、不眠症、疲労感、めまい、耳鳴り、頭痛なども取り除くことが期待されます。また、内蔵の働きがとても良くなり、慢性的な胃腸障害や便秘などにも効果が期待されます。

最後に、モールサミットです。
こちらは、ソフトなマッサージ効果が、患部の奥深くまで浸透しコリや痛みを緩和してくれる低周波治療器です。各疾病に応じたツボに電極をつけ、低周波パルス電流による刺激を加え、治療します。電流による刺激といっても、もんだり、たたいたりしているようなソフトな刺激で、患部の痛みやコリをほぐし血行を良くし自律神経の働きを活発にします。

以上が当院のアルカディアルームにある治療器の紹介です。
使用したいと思われる方は、是非一度受付で職員にお尋ねください。

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院長より

 まだまだ寒い日が続いておりますが、徐々に日が伸びてきました。少し前までは朝7時近くにならないと明るくならなかったのに、最近は6時頃から明るくなってきました。また日中温かいと感じる日も増えてきています。春の息吹を感じ、いい季節ですが、その一方で寒暖の差は自律神経のバランスを乱し、めまいや立ちくらみ、動悸などの症状が起こりやすく、風邪もひきやすい時期でもありますので、皆様ご自愛くださいますようお願いいたします。

 さて、先日認知症サポート医フォローアップ研修という研修会に参加して来ました。認知症サポート医とは、今後急増すると予想される認知症患者さんを地域で支えるために国が考え、養成している資格の一つで、その役割はかかりつけ医を対象とした研修の企画立案、かかりつけ医やケアマネージャー、介護職員へのアドバイザーといきいき支援センターとの連携などです。団塊の世代の方々の高齢化が進み、認知症患者が急増することが予想される中、その方らしい良い状態を長続きさせるためには認知症を早期発見することがとても重要ですし、発見し治療をしていくためには地域全体で支えあっていかなければなりません。地域の役員の方々、介護をされている方、ご家族の方、認知症に関してお困りのことがあれば遠慮なくご相談ください。

この4月に介護報酬の改定が行われる予定です。まだ詳細は承知しておりませんが、単価の引き下げが行われるようです。ただでさえ低い報酬のため、若い方の就労に結びついていない職場なのに、更に引き下げられるとはどういうことでしょう。自分がそのような状況になった時、良質の介護が受けられないかもと、考えるとぞっとします。
 このような制度は政治により決まります。この4月には統一地方選挙が行われ、市会、県会議員が決まります。地方選挙とはいえ、自分たちの声を政治の世界に届けるチャンスですから、この機会を逃さないよう、必ず投票には行きましょう。

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自分なりのストレス解消法をもちましょう!

まだまだ寒い季節が続いていますが、体調を崩されている方はいないでしょうか。

今の時期は、季節が春に向かっていく中で日中の気温変化が大きくなってくるので、体調を崩しやすい時期です。季節の変化に負けず、元気に毎日を過ごすためにも、自分なりのストレス解消法をもち、日頃からストレスを貯めこまない生活を心がけましょう。

ストレス解消におすすめの方法
一言にストレス解消法といっても、人それぞれ好みは違います。周りの人が良いといっているから、だけではなく、自分自身に合った方法を見つけることが日頃からのストレス解消のコツです。無理せず、日頃から続けられるような方法を見つけましょう。

1、適度な運動をとる
適度な運動は、ストレス解消におすすめです。とはいえ、普段から運動をしている人もいれば、インドア派であまり外で運動はしていない、という人もいるでしょう。
おすすめは、30分程度のウォーキングをすることです。30分程度の軽い運動は、精神の安定によい効果があるといわれています。普段、車や自転車で通っている道でも、歩いてみると意外な発見があるものです。いつもの道を一本外れてみるのもいいでしょう。
そうやって、いつもの生活の中に少しだけ運動を取り入れてみるのはどうでしょうか?

2、音楽を聞く
音楽を聞くのが趣味、という方もいるでしょう。
ストレス解消の音楽というと、クラシック音楽が効果があると言われています。しかし、最近では、聴きたい音楽であればどんな音楽でも体の緊張が解け、皮膚温が上昇し、筋肉の緊張がやわらぐといわれています。
例えばロックのような激しい音楽でも、聴くことで疲れを忘れ、嫌な気分が薄らぐのであれば、ストレス解消に効果的といえるのではないでしょうか?自分の好きな曲を聞いて、ストレスを解消しましょう。

3、旅行に行く、などの外出をする
旅やちょっとした外出が趣味という方もいるでしょう。
ストレスの高い日常から離れて、いつもと違う場所に行き、いつもと違うことをするということは、ストレス解消によい方法です。
買い物が趣味の方は、物を買わなくてもウィンドウショッピングをするだけでストレスが解消される、という方もいるのではないでしょうか?

4、人と話をしてみる
友人や家族に、自分の思っていることを話してみることもひとつの方法です。人に相談をすることが、ストレス解消になっている方もいるでしょう。
人に自分の気持ちを話すということは、一度口に出した言葉をまた自分の耳で聞くので、自分自身の気持ちの整理に効果的です。また、溜めこんでいる想いを外に出すことで、気分がスッキリします。普段から、気持ちを溜めこまないようにしておくことは、大切なことです。

これまでに、いくつかのストレス解消法を例にあげてきました。

とはいえ、方法は人それぞれで、まずは自分の好きなことをやってみる、ということが大切です。もう一つ大切なことは、「無理をしない」ということです。自分の出来る範囲で、ストレス解消法を探してみましょう。

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花粉症の治療方法

段々と気候も暖かくなってきましたが、それにあわせ花粉の季節にもなってきました。今回は花粉症の治療方法について少しご紹介をしたいと思います。他の目や鼻のアレルギー治療と基本的には同じ花粉症の治療ですが、大きくわけると症状を軽減する対症療法、根本的に直す根治療法の二つがあります。

<対症療法>
内服薬による全身療法
点眼、点鼻薬などによる局所療法
鼻粘膜への手術療法

<根治療法>
原因抗原(花粉など)の除去と回避
減感作療法(抗原特異的免疫療法)

対症療法に用いられる薬剤としては、くしゃみや鼻汁が強い症状の場合は抗ヒスタミン薬(第2世代)がよく使われ、鼻づまりが酷い場合にはロイコトリエン拮抗薬が使われます。眼の症状については、抗ヒスタミン薬の点眼液、化学伝達物質遊離抑制薬の点眼液が主体として使われています。他にも、ステロイド薬の点鼻、点眼なども症状の程度等に応じてさまざまな薬が花粉症の治療に用いられています。

アレルギー治療薬の使用方法は、花粉飛散開始とともに薬剤の投与を始める初期治療が一般的です。それは症状が現れてから薬剤を服用し始めるより効果が高いことが分かっています。
副作用としては、花粉症薬を服用したことがある方はご存じかと思いますが、抗ヒスタミン薬は多かれ少なかれ眠気が出ることがあります。

次に根治療法についてですが、外出時にマスク、めがねを使用したりと、原因の花粉を少しでも体の中に入れないようにすることが有用です。
花粉症用のマスクでは花粉が約1/6、花粉症用のめがねでは1/4程度に減少することが分かっています。
花粉情報なども利用し、飛散が多い日には無駄な外出を控える、窓の開け閉めに気をつけるなど、小さなことの積み重ねが大切です。

減感作療法(抗原特異的な免疫療法)は、花粉の抽出液の濃度を少しずつ上げ注射して、身体を花粉に慣らし、花粉に対し防御する免疫を獲得するようにさせる方法です。
週に1~2回の注射から開始し、維持量からは2週間に1回を2ヶ月間続け、その後1ヶ月に1回の注射となります。これは体質改善のため2年以上続けることが重要です。

やめた後でも効果が持続するのがこの治療法の特徴であり、2年以上続けた患者さんの約60%の方に効果が持続しています。      (出典:厚生労働省HP)

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