1999年5月号

骨粗鬆症
まず、あなた骨の丈夫さチェックをしてみましょう!!

1.最近背が縮んだ。 6点
2.最近背中が丸くなったり、腰がまがってきた。 6点
3.ちょっとしたことで骨折した。 10点
4.家族に「骨粗鬆症」と診断された人がいる 。2点
5.体格はどちらかと言えば細身である。 2点
6.糖尿病であったり、胃や腸の手術を受けたことがある。 2点
7.70歳以上である(男性)。又は閉経を迎えた(女性)。 4点
8.若い頃から月経が不順である(女性)。 2点
9.牛乳・乳製品をあまり摂らない。 2点
10.小魚・豆腐をあまり摂らない。 2点
11.タバコをよく吸う。 1点
12.お酒(アルコール)はよく飲むほうだ。 1点
13.天気のよい日でもあまり戸外にでない。 2点
14.運動はもちろん身体を動かすことが少ない。 4点
合計     点

骨は年齢とともに弱くなる傾向を示しますが、日常の生活にまで支障をきたすほど弱くなってしまった
状態が骨粗鬆症です骨粗鬆症は、閉経による女性ホルモン欠如・カルシウム摂取不足・運動量減少などが主な原因で女性に多く、60歳を過ぎると急激に増加してゆきます。身長短縮・背中のゆがみ・腰背症が生じるという特徴的な症状のほか、転倒などの些細な外力によって手足を骨折してしまいます。

さて、あなたは何点でしたか?

3点以上・・・・骨が弱る可能性があります。あわてることもありませんが、将来のことを考えて暮らしぶりに気をつけましょう。

6点以上・・・・骨が弱くなっている可能性があります。骨を強くする暮らしぶりを取り入れましょう。

10点以上・・・骨が弱くなっていると考えられます。
転ばないように暮らしぶりを見直し、また医師の診察を受けてみてはいかがでしょうか。

【十分なカルシウム摂取】・・・・カルシウムが多く含まれている食品(牛乳、ヨーグルト、チーズ、いわし丸干、小松菜、ごま)などを取り入れたバランスのよい食事を心がけましょう。

【適度な運動と日光浴】・・・・・外で1日30分~1時間程度の散歩をしましょう。

【タバコ・アルコール・コーヒーは控える】・・タバコやアルコール、コーヒーは骨を弱くしてしまうので、適量にとどめて自己の健康に気を配りましょう。

当院では骨粗鬆症の検査を実施しております。骨の丈夫さチェック項目で6点以上当てはまった方、または骨粗鬆症が心配な方など一度検査してみてはいかがでしょうか。尚、この検査は定期的に受けることをお勧めします。目安の期間は【4ヶ月に一度】です。簡単な検査でお時間はかかりません。
お気軽にご相談下さい。

【カルシウムを効率良くとる簡単料理】  豆腐サンド焼き(1人分カルシウム440mg,270kcal)

《材料 (4人分) 》 豆腐(木綿)…2丁  青じそ…8枚  トマト…1.5個
スライスチーズ…8枚  ケチャップ…大さじ2杯
ピーマン・・・1/3個  塩、こしょう、マヨネ-ズ(ソ-ス)・・・各少々

【作り方】
1.豆腐は乾いた布巾に包んで傾けたまな板にのせ、皿などで重しをて水切りをし、
それぞれ2等分して厚さを半分に切り、塩、こしょうする。

2.青じそは軸を取り除く。トマトはへたを取り、半月切りにする。

3.ピーマンは5mm厚さの輪切りにして種を取る。

4.耐熱容器に豆腐を半分入れ、青じそ、スライスチーズをのせて残り
の豆腐を重ね、上にトマト、ケチャップ、ピーマンの順にのせる。

5.電子レンジで3~4分加熱する(オーブントースターなら7~8分)

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1999年5月号

医院のお魚たち

今回は真っ青でキレイな発色を持つナンヨウハギのご紹介です。
これぞ海水魚といった体色をもつナンヨウハギは、インド洋から太平洋に広く分布しており、(地域による変異が若干見られるが)成長すると20cm以上になるそうです。
協調性が良く、同種間でもそれほど争わないので、複数飼育が可能です。白点病(白い斑点が体を覆い死んでしまう病気)にかかりやすいため、当院では常に水温や水質チェックを心がけております。

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1999年3月号

院長からのお知らせ
日増しに暖かくなってきておりますが、寒暖の差が激しいときは風邪を引きやすいのでお気をつけになってください。

【測定室での診察】を始めて、四ヶ月が過ぎましたが、皆さんはどのように感じていらっしゃいますでしょうか。直接感想を聞いた方からは毎回診察を受けられ、待ち時間が減少したと好評ではありますが、プライバシーが気になる方やゆっくり話をしたかったと思われている方もいらっしゃいました。
そうお感じになった方には、従来の診察室で診察を行っておりますので、遠慮なくおっしゃってください。ただし測定室での診察の空いた時間に行いますので、少しお待ちいただくことになります事をご了承下さい。

最近【カルテ開示】の問題が時折ニュースになっておりますが、当院では以前より【健康ノート】をお渡ししております。この【健康ノート】に記入してあることは、カルテに記載してあることとほぼ同様であり、検査結果などもこれに貼ってお渡ししておりますので、当院では開示を行っているも同様となっております。しかし、残念ながら時にお忘れになる方もいらっしゃいます。ぜひ有効にご活用下さいます様お願いいたします。さらに当院では電子カルテも視野に入れ、皆様の情報が、より有効に活用できるよう努力しておりますので、お気づきになったことがございましたら、遠慮なくおっしゃって下さい。

 

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1999年3月号

心理室より  シリーズ不眠症2

今回は睡眠とはどういうものかお話したいと思います。
人間の意識の状態は、 覚醒(起きている状態)と睡眠(眠っている状態)に区別されます。【睡眠】とは、以下のような状態でエネルギーを節約し、身体や脳を回復させるための生理現象です 。
1) 生体リズムの一つで、周期的に繰り返される一時的な意識の低下した状態
2) 内外からの刺激により、すぐに覚醒する(目が覚める)ことができる
3) 体にとって必要なものであり、自分でそれをコントロールすることが可能である

また、睡眠は脳波でみると、【ノンレム睡眠】と【レム睡眠】の二つに大別されています。

【ノンレム睡眠】
脳波と眠りの深さによって4つの段階に分かれており、段階が進むごとに眠りは深くなります。その中で3~4段階は除波睡眠といわれ、一般的に熟睡している状態のことを指します。

【レム睡眠】
自律神経の活動が活発になり、血圧の上昇、心拍数の増加がみられ、呼吸も速く不規則 になります。また、脳波も第1段階を示す浅い睡眠期に入ります。ところが、筋肉の活動はきわめて低下した状態に入るため、身体の眠りに対して頭の眠りが浅い状態なります。この状態は夢と関係が深いと考えられているものです。眠りにつくと、まずノンレム睡眠が現れ、その後約90分後にレム睡眠が現れます。レム睡眠が約10分間続いた後、再び ノンレム睡眠が現れます。このような周期を1日に4~5回繰り返すことで人の睡眠は構成されています。

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