2008年5月

食事バランスガイド

「食事バランスガイド」をご存知ですか?あなたの食生活 見直しましょう!

H20年スタートの特定健診ではメタボリックシンドローム予防の目的で腹囲を測ることが義務付けられました。肥満の指標としてもうひとつBMIがありますが、健康診断を受ける前に腹囲とBMIをチェックしてみてはいかがでしょう。
腹囲  男性:85cm 女性:90cm
BMI   25    BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
あなたはこの数値より上?下? 気になる方は、食生活から見なおしてみましょう。
(当院では毎月の計測の際、BMIを測定しています。職員にお尋ね下さい。)

「食事バランスガイド」
現代の日本人は、果物・野菜の摂取不足、食塩・脂肪のとり過ぎ等の食生活上の問題が指摘され、肥満者が増えています。そこで、一人一人が食事をする際に「何を」「どれだけ」食べればよいのかをわかりやすく示すことが必要となり、厚生労働省・農林水産省決定により「食事バランスガイド」が作成され、公表されました。
食事バランスガイドは、コマをイメージした逆三角形のイラストで、主食(ごはんやパンなど)、主菜(肉や魚など)、副菜(野菜、きのこ、海藻、いもなど)、牛乳・乳製品、果物の5区分の食品をバランス良く食べる目安を示しています。成人が1日に食べる目安量を、1つ、2つなどの単位(またはSV:サービングの略)で提示しています。果物の主材料の重量がおおよそ100gなので、この量を「1つ(SV)」に設定しています。副菜(野菜など)は、おおよそ70gを「1つ(SV)」としています。
(厚生労働省・農林水産省)

出典:第一出版「食事バランスガイド」を活用した栄養教育・食育実践マニュアル

【主食(ごはん・パン・麺など)】<5~7つ(SV)>
1つ(SV)分:ごはん小盛り1杯・おにぎり1個・食パン1枚・ロールパン2~3個
2つ(SV)分:うどん1杯・もりそば1杯・スパゲッティ(乾100g)
【副菜(野菜・いも・豆・海藻など)】<5~6つ(SV)>
1つ(SV)分:野菜サラダ(大皿)・具たくさん味噌汁・ほうれん草のお浸し・ひじきの煮物(小鉢)
煮豆(うずら豆、小鉢)
2つ(SV)分:野菜の煮物(中皿)・野菜炒め(中皿)・芋の煮っころがし(中皿)
【主菜(肉・魚・卵料理・大豆食品など)】<3~5つ(SV)>
1つ(SV)分:冷奴(100g)・納豆(40g)・目玉焼き一皿(卵50g)
2つ(SV)分:焼き魚(魚の塩焼き1匹分)・魚の天ぷら(キス2匹、えび1匹分)
まぐろとイカの刺身(まぐろ40g、イカ20g)
3つ(SV)分:ハンバーグステーキ(肉重量100g程度)・豚肉のしょうが焼き(肉重量90~100g程度)
鶏肉のから揚げ(肉重量90~100g程度)
【牛乳・乳製品】<2つ(SV)> 牛乳ビン1本分(180ml)
【果物】<2つ(SV)> みかん1個、りんご半分

コマの形を見てわかるように、ご飯などの穀類をしっかりと取り、たっぷり野菜と毎日の果物で、ビタミン、ミネラル、食物繊維をとりましょう。また、食塩や脂肪は控えめに調理することも大切です。自分の適正な体重を知り、「食事バランスガイド」を毎日の食生活に活かし、食事を見直してみましょう。
「食事バランスガイド」の詳細は厚生労働省のホームページに見ることができます。また、興味のある方、なかなか痩せられないと思っている方、どうしたら良いのか分からないと思っている方、職員に声をかけてください。一緒に食事のバランスを考えてみましょう。

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