2001年9月心理室より

心理室より 児童虐待2    
 
今回も前回に引き続き、「児童虐待」についてお話します。虐待は密室で起こるため発見が難しいものですが、発覚したときには深刻な事態になっていることもあるので、早期に発見することが重要です。そこで、早期発見と援助のためにわたしたちができることをご紹介します。

【ちょっとしたサインを見逃さない】
発見のためのサインをいくつか挙げます。

・不自然な怪我や外傷がある
・人の顔色を伺い、いつもおどおどした態度でいる
・衣服や体がいつも汚れている
・いつも空腹でいる
・食欲がない
・夜遅くまで遊んでいる
・家に帰りたがらない
・暴力を振るう
・引きこもる
・入浴を嫌がる
・性行為に不自然な興味を示す
・浴室、特定の場所を怖がる
・行動や考えが実際の年齢よりかなり子どもっぽい

 これらのサインがすべて虐待につながるわけではありませんが、日ごろから注意を払うことが大切です。
もし虐待を感じたら、児童相談所に連絡をしてください。

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