2001年5月心理室より

心理室より       
 
 先回から育児不安についてお話ししておりますが、今回は育児不安の解決法と、豆知識として癇の虫、夜泣きについてお話したいと思います。

【育児不安解決法~ストレス解消が一番~】
・子どもからなるべく離れる・・・子どものことを客観的に見られるように自分は十分に休息をとり、家族に子どもの面倒を見てもらう等。
・友人に外に連れて行ってもらう・・・外に出たくないかも知れませんが、近くの喫茶店などに行って、友人と楽しい話で盛り上がってみましょう。
・夫と話し合う・・・子育ては2人でするもの。遠慮せずとことんコミュニケーションをとっていきましょう。
・専門家と話す・・・それでもどうしても体調が改善しなければ、医師に相談したり、カウンセリングを受けるなどするのも良いでしょう。話すだけで楽になることもあります。

【豆知識】
「癇の虫」
 良く聞く言葉ですね。昔から日本ではよく泣く子や怒る子は「癇癪持ちだ」とか「癇が強い」等と言われ、「虫」をとるなどの風習まであるくらいです。この「癇」とは、自己主張が強く、神経質で興奮しやすい傾向のある子どもに多く見られる振る舞いです。このような性格は、自我の目覚めや反抗心にも関係しますので、早い子なら生後6ヶ月からみられ、2.3歳まであります。

「夜泣き」
 先回お話させていただいたように、夜泣きは赤ちゃんの体内リズムの一つでもあるのと同時に、知恵と感情の発達によるものでもあります。ですから、昼間にいつもと違うことがあって、その刺激が夜まで続いて興奮して夜泣きをしたり、逆に昼間に何もなくて、寝てばかりいたので夜になって「遊んで欲しい」と思って泣いたりすることもあります。赤ちゃんの生活リズムや気持ちを考えて対策を練ってみましょう。 

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