院長より

 10月になっても複数個の台風が発生し、各地に甚大な被害を及ぼすなど、大変な月となりました。被害に遭われた方には、心からお見舞い申し上げ、一刻も早く復興できるようご祈念いたします。
このような時、気圧や天候の変化が著しくなりますが、このような変化により、自律神経のバランスが乱れやすくなり、心身に様々な症状をおこします。心身の不調をお感じになったら、受診のうえご相談下さい。
 さて政府が年内成立を目指す特定秘密保護法案には、市民を監視する権力を既に持っているにもかかわらず政府の秘密性がさらに強まり、歯止めが利かなくなる恐れがあります。識者は「メンツにこだわり政府文書と認めず、責任を取らない。特定秘密保護法でそんな姿勢が強まり、情報が流出したら、関係者の名誉や被害の回復が、進まなくなる恐れがある」と危惧しています。今まででも、歴史上の大きな謎がアメリカの公文書の公開によって、ようやく真実が明らかになったという事例が多数ありました。この法案が成立することで、我が国の政府の暴走を自国の資料では全く解明できないという事態に陥りかねません。そもそも国民の過半数が反対する法案を何故強引に成立させようとするのか理解できません。
 さらに現在、精神科疾患をお持ちの方々には苦痛となる新たな法案が審議されています。自動車免許に関わる法律で、成立した場合精神科疾患をお持ちの方の免許取得、継続がはなはだ困難になりうる法案です。社会復帰や自立した生活維持や通院を著しく阻害する要因となりえます。何とか成立を阻止するよう働きかけを行って参りますので、ご協力をお願いいたします。

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