2009年1月

あけましておめでとうございます。昨年、アメリカでは大統領選で初の黒人が勝利するなど大きな変化が起こり、またサブプライムローン問題から全世界的な金融不況が発生し、その結果、製造業も業績が一気に悪化し、アメリカを代表する企業にまで破綻の危機がささやかれました。その影響はアメリカだけに留まらず、世界中に広がり、我が国においてもトヨタを始めとする大企業の業績が悪化し、それに伴って製造業に多い派遣社員や外国人労働者の解雇が急増し、治安悪化が心配されるとともに失業対策が急がれる状況に陥りました。トヨタは愛知県、名古屋市の基幹産業でもあり、業績の悪化から法人事業税が大幅に減少し、次年度以降の歳出削減が必要と言われております。それは医療・福祉分野にも影響がありますので、せっかく政府予算案では社会保障費が増となる良いニュースがある一方で、名古屋市民の健康に直接関係のある名古屋市の状況がまず気になります。今年の春先には名古屋市長選が、またいつになるかは不明ですが、衆議院議員選挙も今年中に行われる予定です。世がいかなる状況になっても国民、市民に最善の医療が提供できるか否かは首長、議員がどう考えているかによります。選挙は自分たちの意見を伝える大事な手段です。選挙の際にはその力を十分働かせていただきたいと思います。
 
 昨年末より、防犯用カメラを医院玄関、待合室に設置いたしました。当院でも残念ながら時々靴や持ち物などの盗難、紛失の被害があり、今後の大きな被害を防ぐためにやむを得ず設置することといたしました。もちろんプライバシーには十分配慮し、運用いたしますので、ご容赦のほどよろしくお願いいたします。

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