2000年3月院長より

 院長からのお知らせ
 
いよいよ4月から介護保険が始まりますが、介護認定を受けられていてもプランを作成していらっしゃらない方が多くお見えになるようです。先日当院で行った、介護保険の勉強会でも、プランを立てることを強調してお伝えいたしましたので、いらっしゃった方は大丈夫だと思いますが、どうやってプランを立てたらいいのかわからない、どの業者に頼めばいいのか分からないなど疑問点がございましたら、遠慮なくお尋ねください。

当初より、業者が立てたプランを主治医がチェックする必要性がある事を訴え続けていましたが、ようやく行政・医師会・事業者の間で合意に達したようで、業者が立てたプランが本当に皆様方のためになるプランかどうか、私ども主治医がきちんとチェックをいたしますので安心して下さい。

賢い医者へのかかり方
 
皆様方が自分の望む医療を選択し治療を受けるには、自分の命の責任者はご自身であることを自覚していただくことが必要です。【黙って座ればピタリと当たる】なんていうのは易者さんの話で、こと医療に関しては、まれにそういう病気もありますが、医師と患者さんとのコミュニケーションなしでは的確な診断は難しく、いろいろな治療法の中から自分の望む治療を受けることなどまず出来ないでしょう。
 
医師と患者さんとが協力しあって、初めて医療が成り立つのだということを知っている方こそ【賢い患者さん】と言えます。ではどうすればそうなれるのでしょう。まず第一は、挨拶をすることから始まります。お互いにむすっとしていれば必要なことも伝えられませんし、良い治療関係を作ることは出来ません。次に必要な情報を簡潔にもれなく伝えることが大切です。しかし初めてあった医師に遠慮なく緊張もせずに話ができる方などほとんど いません。
ですからなるべくメモなどを利用しましょう。

当院では、問診票の記載をお願いしていますが、自覚症状や病歴などをゆっくり思い出しながら、余白も使ってでもきちんと書きましょう。再診の時には、お渡しした健康ノートに変化をきちんと記載し、私どもにきちんと伝えるように努力をしていただけたらと思います。そういったことの積み重ねで、私どもはより正確に皆様方個々の特徴などを知ることが出来ますので、より正確な診断や治療方法を選択することが出来ます。
お互いに協力しあって、よりよい医師と患者さんの信頼関係、治療関係が作っていけるようがんばりましょう。

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