1999年9月

  痛風  痛風の予防と治療

今回は痛風の治療と予防についてお話ししていきます。
治療は薬物療法と食事療法を中心とした生活習慣の改善の2つから成り立っています。

【生活習慣改善のポイント】
1・アルコールを避ける
痛風は尿酸という物質が体にたまって起こる病気です。
アルコール類【特にビール】には尿酸の合成を促進させるので控えましょう。

2・貝類、肉類、ナッツ類を控える
肉類等は尿酸の元となるプリン体という物質を多く
含むので避けるようにし、野菜や海藻などを多くとるように心がけましょう。

3・水分を多くとる
尿酸は尿から体外へ排出されます。水分が不足し、尿の量が少なくなると尿酸が体内にたまりやすくなります。普段から水分を十分とり、尿の量を多くしましょう。

4・適度な運動をする
20~30分ぐらいの散歩や水泳などの有酸素運動を毎日継続して行いましょう。 ただし、激しい運動は、反対に尿酸値を上げやすくしてしまいますので、注意しましょう。

5・精神的ストレスをためない
ストレスは尿酸値を上げるので適当にストレスを発散するように心がけましょう。

  *以上のことは痛風の予防にもつながります。普段から気をつけるようにしましょう。

【痛風の発作がおきたら】
1・患部を冷やす
2・安静にする【患部をマッサージしたり刺激を与えない】
3・アルコールは禁止
4・出来るだけ早く医師の診断を受けるようにする

今回をもって、痛風シリーズは最終回となります。次回からは高血圧についてお話ししていきます。

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