2005年5月

移りゆく季節とともに生活を楽しみましょう
 5月は初夏、6月は梅雨というように季節の移り変わりを肌で感じることができる時期です。日本独特の四季の移り変わりを感じながら、生活を楽しむ知恵を集めてみました。

 そら豆は初夏の味を運んでくれる食材です。最近では、1年中手に入る野菜がふえましたが、そのような中でしっかりと旬の味を伝えてくれる野菜の1つです。

【そら豆の栄養と効果】
 皮膚のトラブル解消に効果を発揮します!
 皮膚にしっしんができやすい原因のひとつに亜鉛不足があげられます。そら豆は亜鉛を多く含む食材です。100g(約20粒)食べると亜鉛が2.4mg程含まれ、1日の摂取量の1/3の量を摂ることができます。皮を食べない人も多いですが、皮ごと食べれば食物繊維も摂取することができます。初夏は新緑が美しい時期ですが、気温が上昇し汗をかきやすい季節でもあります。新鮮なそら豆料理で、お肌を美しく保ってみてはいかがでしょうか。

【そら豆の保存方法と調理のポイント】
 そら豆はさやから取り出してから1日おくと、約5%以上も水分が消失すると言われています。さやから取り出したら、できるだけ早く調理するのがおいしく食べるコツです。また、調理する時に鉄の鍋を使うと、そら豆の皮に含まれるタンニンという物質と反応し黒褐色に変色します。彩りの美しさを重視する料理の場合は、避けた方が良いでしょう。

(そら豆の選び方)
 そら豆の選び方ですが、さやが黒くなっているものは、酸化し鮮度が落ちているサインです。さやがないまま売られているものもありますが、さや付きにくらべ、風味もビタミンなどの栄養素も落ちます。 特に、ビタミンB群の栄養素は紫外線などで分解されやすいため、さや付きのそら豆を購入する方が良いでしょう。

 ○つるりと喉ごしの良い「冷やし茶碗蒸し」でじめじめとした梅雨を吹き飛ばそう!

冷たい茶碗蒸し(4人分)            
卵 …    2個         
だし汁 … カップ2     
酒 …    大さじ3         
薄口しょうゆ … 大さじ 1/2    
塩 …    小さじ 1/2 
なめこ … カップ1    
貝割れ  … 適宜

<作り方>
① だし、酒、しょうゆ、塩を合わせ、 1.5 カップを溶きほぐした卵に入れて卵液を作る   
② 卵液を器に注ぎ分け、蒸気の上がった蒸し器に入れて10分ほど蒸す。
③ ① の残りを小鍋に入れ、水洗いしたなめこを加えてさっと煮立て、冷蔵庫で冷やす。
④ 茶碗蒸しができあがったら粗熱をとり、 冷蔵庫でよく冷やす。
⑤食べるときにあんをかけ、3cm長さに切った貝割れをあしらう。

 季節と一緒に適量のお酒を楽しむのも素敵ですね。保存法など、お酒の裏ワザを紹介します。
(ビール)
 ビールがもっとも美味しいのは出来立てです。ビールにも賞味期限があり、一般に8ヶ月だと言われています。製造年月日、賞味期限を確認して、できるだけ新鮮なものを購入しましょう。
 ビールは紫外線や蛍光灯の光に当たると、味も香りも確実に悪くなりますので、出来るだけ暗い所での保管が良いでしょう。また、衝撃や振動に弱いので、冷蔵庫で冷やす際には、冷蔵庫のドアポケットに入れないようにするのがコツです。寝かせて入れた時は、飲む30分前に立ててガスを安定させましょう。

(日本酒)
 酒の瓶の色に茶や黒、グリーンなどが多いのは、紫外線を中に通さないようにするためです。しかし、そのままで保管せず、箱に入れたり新聞紙などでくるんで、紫外線を完全にシャットアウトするとさらに良いでしょう。開封後の酒は空気に触れると、酸化し風味が変化します。一度に飲みきれ
なかった場合は、小さな瓶に移し変えて小分けして保存するのがベストですが、冷蔵庫で保存し4,5日で飲み干せば問題ありません。

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