2004年1月院長より

あけましておめでとうございます。
昨年もまた暗いニュースが目立った年だったと思います。フセイン元大統領が発見されてもなおイラクではテロが続いているそうで、そんな中に派遣される自衛隊はイラクから見ればアメリカ軍と同様占領軍と映り、テロの対象とされてしまうとの意見があります。派遣された方たちの無事を祈っています。

また落ち着いたかのように見えた狂牛病がアメリカで確認され、当分の間気軽に牛肉を口にすることが出来なくなりそうです。そして幸いにも日本に上陸していませんが、新型肺炎(SARS)がアジアを中心に世界で蔓延しました。この冬も厳重に警戒をしているところですが、無事を祈るばかりです。今年は少しでも良い年になればいいのですが…。

昨年名古屋市医師会が新しい試みとして医師会主導の臨床試験の推進をはじめ、当院もこれに参加することとなりました。
これにより、薬の発売後の再調査である市販後臨床試験と呼ばれるものと薬の承認を得るための治験と呼ばれる試験を当院でも実施いたします。この事業に参加した理由は新しい薬を知ることを通じて、最新医学を勉強する機会にもなりますし、詳細な診察の鍛錬にもなり、なにより良いお薬を早く世に出すお手伝いができるからです。

当院は皆様のお役に立てそうな事へは積極的に関わるようにしておりますが、皆様のご協力が必要です。今年もまたよろしくお願いいたします。

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