2001年5月院長より

院長より   
気温の差が激しく、体調を崩しやすい季節もやっと終わり、また今年はかなり花粉量が多く、苦しんだ方も多かったと存じますが、一安心されている方も多いと思います。
名古屋市長は再選されましたが、総理大臣が替わり、改革が期待されています。皆様方が暮らしやすいように変わっていくことを願っているところでが、高齢者にも応分の負担をしていただく等の新聞報道を見ると先行きにまだ不安があるように感じています。先日ある市の市会議員と話をする機会がありましたが、真剣に凋落著しい町の商店街の活性化に向けて熱い思いを述べられていたのがとても印象に残りました。自分たちの町をどう安心して暮らしていける町にしていくのか、その為には住民個々が待ちの将来を考え、私利私欲を越えてどう協力していくべきか、などを話していらっしゃいました。住んでいる町の住民同士がお互いを知り、助け合っていく姿勢がもっとも重要であるという考えには大賛成ですが、その中で私ども医療機関が果たせる役目を考えさせられました。地域の皆様の健康を守り、健康を増進していくのが私どもの役目と思っていましたが、それだけでは充分ではなく、いざ天災などが起こった時、それぞれの家庭の家族構成から、持病などを含めてきちんと把握していることこそ地域に根ざす医療機関の役割だと知らされました。このことをふまえてますます地域に必要とされる医療機関となるよう職員一同一丸となって努力していきますので、よろしくお願いいたします。

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