院長より

 日増しに暖かさを増し、春の訪れを感じますが、この時期の寒暖の差は自律神経のバランスを見出し、様々な症状の悪化しやすい時期でもあります。皆様もご自愛の上、気になる症状がありましたら、ご相談下さい。

 スポーツにはほとんど興味がないため、知らない間に始まっていた冬季オリンピックですが、今回も様々なドラマが生まれたようですね。夜中に起きてリアルタイムで応援していて寝不足だという話を聞くと驚きますが、今回もそのような方が結構身近にいて、いっそう驚きました。多くの観衆を感動させるのが、スポーツの魅力の一つですものね。東京オリンピックではどのようなドラマが生まれるのか、東京が、日本がそれらによってどう変わっていくのか、楽しみです。

 さてまたこの4月には診療報酬の改定が行われます。診療報酬は消費税非課税ですが、薬剤や検査機器などの購入には消費税がかかっていますので、その補填分が診療報酬に上乗せされます。全体では若干の増加ですが、3%の増税分を考えると実際はマイナスの改定になるようで、ますます弱小医療機関の経営は困難になりそうです。また今回の改定の目玉の一つに安定剤多剤投与抑制があげられます。日本での多剤投与に関しては、以前から相互作用、副作用の見地から問題視されてはいましたが、十分な効果が得られず、その結果、多剤投与になってしまった現実を考えると、多剤投与イコール悪という考えには納得できないできない面もあります。ただ国がそのように考えるようになったのなら従わないといけませんから、今後は今まで以上に薬の量を減らしていくよう考えますので、ご協力をお願いいたします。

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