院長より

今年もいよいよ年末を迎えようとしております。10月中旬ごろまで暑い日が続いていましたが、あっという間に寒くなり、例年よりも早く初霜がおりたようで、過ごしやすい季節があっという間に終わってしまいました。
 今年もインフルエンザの予防接種が始まっていますが、もう接種は終わりましたでしょうか。今年はすでに学級閉鎖があったりし、例年より早く流行が起こっているようです。接種後に免疫が作られるのに一ヶ月ほどかかりますから、なるべく早く接種しておいたほうがいいと思いますので、まだの方はお早めにご検討ください。
 夏にはあるのではと言われていた解散総選挙もないまま年末を迎えそうな情勢になってきました。新しい政党が次々とでき、新しい風が巻き起こり、その風に乗ろうとするものが現れ、より大きな風になろうとしているようです。この風によって、いい変化が起こってくれればいいのですが、 イメージだけが先行している時、これだけで物事を判断しようとすれば判断ミスを起こします。次の選挙だけでなく、選挙の度に皆様にはイメージだけで判断せず、いろいろと情報を集め、冷静な判断のうえで、投票行動に望んでいただきたいと思います。新しい風の一つ、維新の会の公約素案に気になる部分「付加年金部分や医療保険は、自己責任を原則とした健康で長生きすればするほど「得する」制度に転換します。」がありました。中には自己管理が悪いから病気になったり、悪化させたりするものもありますが、多くの病気には誰でもいつでもなりますから、皆で支えあう皆保険制度が必要なのに、「損だ、得だ」という財政の問題だけで考えるから、このような発想が出てくるのでしょう。このような発想しか持たない党が政権与党となる国には住みたくないと思います。

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