2011年7月

急に暑くなってきました。暑い外と冷えきった部屋との行き来のために自律神経のバランスが乱れやすくなり、精神的にも不安定になってしまいます。身体やこころの不調をお感じになった際にはご相談ください。
 また特に今年からは電気の無駄遣いをやめようという動きが強くなっています。身体とこころを守るため、そして節電のためにエアコンの設定温度を夏は高めに、冬は低めにしておきましょう。
 ところで冷房と除湿、どちらが節電になると思いますか。私は除湿の方が何となく節電になると思っていましたが、どうも違うようです。除湿にも色々な方式があるので一概には言えないようですが、冷房の場合設定温度に達すれば車で言うアイドリング状態となり、あまり電気を使わないのですが、除湿の場合ずっと動き続けているので、アクセルを踏んだままの状態となり、電気を使い続ける状態になるそうです。お持ちのエアコンの取り扱い説明書にて消費電力をご覧になってみてください。暑い部屋に入って、むっとした熱気を感じた際、皆さんはどうされていますか。エアコンの設定温度を下げて一気に部屋を涼しくしようとされる方、まず窓を開け熱気を逃がしてからエアコンをかける方、色々な方法はあるでしょうが、節電になるのは窓を開け、熱気を逃がしてからエアコンをかける方法のようです。ちなみにエアコンの設定温度を下げても早く冷えるわけではないので、戻し忘れを防ぐためにも高めに設定したままにしておきましょう。
 部屋を冷やしすぎないようにしていると心配なのは脱水症状です。こまめに水分を補給し、脱水状態にならないようご注意ください。

 6月末には電力会社各社の株主総会が行われ、例年以上の株主が参加し、脱原発の可否が争点になるなど、一歩踏み出した年になりました。安全性は高くても、万に一つの確率でも事故が起これば、その影響は計り知れないものになることを今年我々は経験しました。原発の安全性を高める努力をし続けるのか、他のエネルギー源開発に尽力するのか、そのために費用がかさんでも我慢するのか、議論しなければならないことはたくさんありますが、まず出来ることはちょっとずつでも節電することだと思います。当院も少し設定温度をあげていますので、多少暑いかも知れませんが、ご協力をお願いいたします。

カテゴリー: 201107, 院長より パーマリンク