2002年9月院長より

先回お話しした健康保険に関する法律の改悪案が成立してしまいました。また一歩、世界に誇っていた我が国の保健医療が後退させられてしまいました。今年10月から変更になる点は老人保健制度の対象年齢が5歳引き上げられ、75歳以上となったことと70歳以上の方の一部負担金負担割合が1割(一定以上の所得がある方は2割)になりました。患者さんが負担する自己負担の限度額も変更となり、名古屋市の福祉制度もこれらにあわせて変更されると聞いております。他にもいろいろ変更点があり、またまだ詳細が決定していない部分もあるようです。当院ではなるべく最新情報を入手し、職員一同勉強するよう心がけておりますので、疑問点等がございましたら、説明させていただきますので、ご遠慮なくお聞きください。

 先日いつもは患者さん側の代理人として医療訴訟の場に登場されている弁護士さんとお会いする機会があり、情報交換を行いましたが、その席上医師と患者との信頼関係がだんだんとなくなってきているという話が出ました。いつも私がお話ししているように医師を信頼して来院することが、良くなる第一歩であり、信頼関係がなければお互いにとって不幸な結果になるかもしれません。万人と信頼関係が結べることに超したことはありませんが、残念ながら不可能になってきた場合はすぐ他の医師を紹介させていただきますので、ご自身のためにも申し出てください。そして私どもは信頼していただけた場合には最大限の努力で答えていますし、それを続ける努力を続けていきます。
 よろしくお願いいたします。        

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